阿波踊り始まる①
徳島市の阿波踊りが始まった。 踊り初日の12日は、台風も来ていないのに朝から
曇りがちで徳島の夏としては珍しい天気になった。 大気の状態が不安定なのか3時
ぐらいから雷を伴った激しい雨が降り出し、踊りの開催が危ぶまれたが夕方には止み
午後6時には開始を告げる花火の音がした。 ちなみにこの花火が上がらない場合は
その日の踊りは中止と言う事になっている。 雨の影響で夕方の街は涼しく、逆に踊り
見物には最適になったので私も家内と一緒に両国本町の無料桟敷に出掛けた。
桟敷には有料と無料があり、一般に有料桟敷には有名連が多く踊り込んで来る様だ
が、無料桟敷は踊り手との距離が近いので臨場感があって良い面もある。
ただ無料桟敷は早くから場所取りをしなくては座れないと言う苦労がある。 私たちも
立ち見を覚悟で出掛けたが、今回ラッキーな事にしばらくして立ち見席前の椅子席が
空いて座る事が出来た。 お陰で楽に踊り見物が出来たが、見る阿呆は結構辛い。
阿波っ子は、見ているだけで身体が浮いて来る。 やはり踊る阿呆の方がずっとよい。
今年も有名人の踊り込みが多い様で、無料桟敷では「健祥会連」で阿藤快さんを見た。
帰り道では、市役所前有料桟敷出口付近で「サンスター連」の常連三田村邦彦さんと
元大関の小錦さんを見掛けた。 こんなところも阿波踊りの楽しみの1つである。
今年も4日間で多くの有名人が徳島 に踊り込んで来られる事だろう。
ただ、8月12日は27年前に日航機が墜落した日、8月15日は終戦記念日、と踊りが
始まる日と最終日はこれらの日と重なる事になる。 踊りに浮かれながらも踊りの期間
はこの忘れてはならない日に挟まれている事を忘れず、「踊る」幸せに感謝したい。
コメント