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2012年8月20日 (月)

阿波名物紹介④

<鳴門わかめ(灰干しわかめ)>

徳島の海産物の名産品に「鳴門わかめ」がある。

鳴門わかめの特徴は「灰干し」である事だ。 「灰干しわかめ」とは、養殖もしくは天然の

新鮮なワカメに、シダやススキ、藁などの草木灰をまぶしたのち天日干しし、灰がついた

まま製品とするものである。  素干しわかめに比べ、鮮やかな緑色、歯ごたえの良さと

ワカメ特有の香りを常温で1年以上保つことが出来るのが特徴だ。

灰干しわかめは、兵庫県の南あわじ市西淡町など 鳴門海峡に面した地域では150年

以上前から、北陸や東北地方でも古くから生産され続けて来たが、最近草木灰の減少

環境問題などで生産量は年々減少傾向にある。 平成12年に施行されたダイオキシン

対策法で、灰干しわかめに使用する灰をつくる小型焼却炉が規制の対象になったため

良質の灰の確保が困難になり、灰干しわかめの生産は更に大幅減少したと言う事だ。

鳴門や淡路島では規制に掛からない新しい灰を開発してこの製法を続ける為の努力を

しており、今では灰干しわかめは貴重な逸品になっている訳である。

鳴門わかめは厳しい潮流の中で育っただけあって、その歯ごたえは抜群である。

更に、緑の色がひときわ鮮やかなので、徳島では刺身のツマとしてもふんだんに使う。

新鮮な魚と、新鮮な生わかめに、スダチを搾って食べるのは最高の幸せである。

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