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2012年4月30日 (月)

ARDF機器改良記②

中国製のARDF用受信機は信号を受信するのにボリウムを使用している。

抵抗で電圧を変化させる事によって可変容量ダイオードの値を変えて周波数の選択を

させる仕組みになっている。 このボリウムの位置で容易に受信周波数が変わる。

送信機を探索しながら森や林の中を駈け巡っていると雑草や木の枝がボリウムに触れ

つまみが動いて信号を失う。  一度信号を失ってしまうとなかなか復旧が難しい。

そこで、ボリウムで選択する回路を止めて受信周波数の固定化をする事にした。

幸い競技の中で使用する周波数は1番から5番の送信機が発する145.66MHz並び

にゴール地点のビーコンが出す145.78MHzの2つの周波数と決まっているのでこの

2つの周波数をスイッチを切り替えて受信させる事にした。

ボリウムで受信周波数を変える回路は基板を切断して動かない様にして、替わって水晶

発信回路の基板を取り付け、スイッチで周波数を切り替えられる構造にした。

実際の競技で使用する送信機を働かせて試験をしてみたが、2つの周波数は固定され

スイッチの切り替えでそれぞれの周波数が聞こえる様になった。

一応は成功した様だが、実際に競技に使用出来るかどうかは野外でのテストが必要だ。

今回の大会前日のリハーサルの時にでも結果を診断して見たいと思っている。

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