バス移動と季節の色
徳島と大阪の間をバスで移動するようになってもう随分になる。
この間、バスの車窓から刻々と移りゆく季節の変化を見つめて来たが、時季によって
道中の風情は全くその姿を変える。 鳴門海峡の海の色、淡路島の木々の色相いや
神戸の街並み、海に沈む夕日など、例を挙げればキリがない。
季節によって日の長さが違うので、同じ時刻のバスに乗っても景色の感じは変わる。
それに天候が加われば車窓からの眺めは2つと同じモノは無いと言ってもよいだろう。
行きは、鳴門海峡から淡路島に掛けての自然を楽しみ、帰りは神戸の夜景が美しい。
私は、毎回神戸の夜景を楽しみにしている。 夏は太陽が沈みきっていない事がある
ので、季節的には冬間の方が良い。 港に停泊する船の種類や数によっても色を変え
る光の輝きはまさに100万ドルだ。 神戸の工業地帯の海に沈む夕日も綺麗だ。
どうして絵になるのか不思議であるが思わず車窓からシャッターを切ってしまった。
しかし、この美しい夜景は明石海峡大橋を渡って緑色のイルミネーションに照らされた
淡路ハイウエイオアシスの大観覧車を過ぎるとお終いになる。
あとは暗黒の淡路島をひたすら走るだけになってしまうのは寂しい限りである。
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