QSLカードの話し
戸棚の整理をしていたら、アマチュア無線のQSLカードがたくさん出て来た。
QSLカードとは交信証明書の事で国内外を問わず初めて交信した無線局同士で交換
する葉書状のカードである。 無線局を開局しコールサイン(呼出符号)が決まると各自
地方色や特徴のあるQSLカードを作成する。
私も、今までに2つのコールサインのカードを幾つかの印刷会社に頼んで作って貰った。
カードには、相手のコールサイン、交信日時、交信周波数、電波形式、通信の状態など
を記載する。 カードの送付は郵送の場合もあるが、毎日多数の局と交信した場合には
切手代がたまったモノでない。幸い社団法人日本アマチュア無線連盟の会員になれば
全国、全世界のアマチュア局にQSLカードを転送して貰えるので、まとめて連盟宛送付
する費用だけで済む。 私も一時期は月当たり数百枚のカードを発行した記憶がある。
このQSLカードは珍しい局ほど送られて来るのが待ち遠しい。 特に普段なかなか交信
出来ない外国局の場合はなおさらである。 私が20代初めに交換したQSLカードだが
1つ1つが懐かしい思い出として蘇る。 イギリス、アメリカ、オーストリアや当時のソ連に
チェコスロバキアなどのカードもある。 写真のドイツの局ももうお爺さんになっただろう。
しかし、無線の免許を取って以来、まだアフリカの局とは一度も交信した事がない。
無線局自体が少ない地域だが、アフリカならずも今度海外と交信できるのはいつだろう。
やはり、アマチュア無線局である以上はDX(遠距離通信)がしたいと思うオヤジである。
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