呼出符号の話②
今回も引き続きアマチュア無線局のコールサインについて書いてみたい。
頭にJAが付くコールサインは、日本のアマチュア無線局にとって貴重なモノである事は
前回お話ししたが、今考えれば私はこの貴重なコールサインの取得を1度ミスしている。
アマチュア無線局のコールサインは、無線局の「常置場所」管轄の総務省総合通信局
に申請すれば割り当てられる。 当然私の様に住所を転々と移動した者にとってはその
転居した先々で免許の申請が出来る事になる。 有る意味移動しなくても、そこに住所が
ある事にして申請すれば免許は下りるのでパスポート申請時の様に住民票も戸籍抄本
も必要ない。従って取得しようと思えば、1エリアから0エリアまで全国で10局の免許は
取得出来る訳である。 私はこんなにたくさんの局免許は不要であるが、免許を申請する
時期を間違えた事に今後悔している。 私は最初、四国徳島でJA5FUCを開局した。
昭和44年大学に進学、愛知県春日井市に住所を移してアマチュア無線を楽しみ始めた
頃はJA5FUC/2(四国の局が東海に移動して運用の意味)と言う形で運用していた。
これがいけなかった。 昭和45年、春日井で仲間も大勢出来、そろそろ東海のコールを
取得したいと思って申請した頃には既にJAは終わり、次のJHの時代になっていた。
従って私にはJH2MFZと言うコールサインが割り当てられる事になった次第である。
昭和44年、春日井に転居後すぐに申請していたら、JA2のS~Uぐらいのコールサインが
与えられていたと思われる。 貴重なコールサインの取得を棒に振ってしまった訳だ。
しかし1度与えられたコールサインには愛着がある。 2つとも大切にして行きたいモノだ。
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