私の無線室

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2011年12月23日 (金)

師走訪中記②

今日は安徽省の黄山から江西省に入り、夜再び安徽省の池州まで帰って来た。

中国に出張に来るとサプライヤと食事を共にする事も多いが、中国人は酒が強いので

私の様に酒に弱い者は困る。 まだモノを頂戴する側なので許される面も有るが普通は

アルコール度数の高い酒を中国式の方法で酌み交わす事になるので大変である。

中国人が好きな酒の1番は、コーリャンを主原料にした「白酒(パイチュー)」と呼ばれる

酒でアルコール度数は40度~50度ぐらに渡って種類があり、これをストレートで飲む。

中国全土には中国人が自慢する有名な「白酒」がいくつかあると言う話である。

私などは直ぐにノックアウトしてしまうので、これはとてもお付き合い出来ない酒だ。

また、浙江省の近くになると「黄酒(ホワンチュー)」と呼ばれる酒が好まれている。

アルコール度数は日本酒と同じくらいで10年以上寝かせたモノは味がマイルドで結構

日本人にも好きな人が多いが、中国人は5年ほど熟成の荒いモノが好みの様である。

昔は娘が生まれると餅米を原料にしたこの酒をカメに仕込み、その娘が嫁ぐ時に持たせ

たと言う。 従って長く寝かせたこの酒は別名「老酒(ラオチュー)」と呼ばれる。

この酒は我々がよく知っている「紹興酒」の事だが、浙江省の紹興産の酒と言う事での

呼び名であり、中国では黄酒(ホワンチュー)が一般的な呼び名になっているらしい。

いずれにしても私の場合は、それは酒ではないと言われてバカにされながらもひたすら

ビールでお付き合いさせて貰う様にしている。 中国のビールはアルコールの度数が低

いのでいくらでも飲める反面、長時間移動する場合はトイレに困ると言う難点がある。

なかなかうまく行かないモノである。 

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