私の無線室

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2011年3月10日 (木)

石取り闘病記(あとがき)

8日間に渡る病院での生活は、色々な事を学び、考え、反省する時間を与えてくれた。

病室のカード式有料テレビの料金が極めて高かった事がその時間をより増やしてくれた。

病院の管理システムの中に私が会社で是非ともやりたいと思っているシステムがあった。

入院患者の識別と、誤処置防止用のバーコードシステムがそれである。

入院時に患者の手首に取り付けられ退院時には師長にカットをして貰わなくては退院が

出来ない、いわばバーコードIDが記載された樹脂製の腕輪の様なモノだ。

入院中の点滴や薬の投与時、また採血や検尿時には必ず手首のバーコードが専用端末

で照合され間違いを防止している。命を守る為にはミスは許されず、慎重の上にも慎重が

求められる。 間違い防止の手段としては化学工場とて同じではないだろうか?

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入院中、数え切れないほど救急車のサイレンを聞いたが、これは同時に急病人の発生を

意味する。 平凡な日常生活が維持出来ると言う事が、如何に幸せであるかを実感した。

また、入院中私に拘わってくれた方たちがどれだけ多くいたかと言う事も再認識した。

主治医をはじめ多くの医師たち、看護師たちはもとより薬剤師や病室のメンテの方などを

含めて実に沢山の方のお世話になった。 人間は決して一人で生きていないと言う事だ。

この事を考えると、何故か自然に人々への感謝の気持ちが沸いて来るのが不思議だ。

もちろん、連日病院まで足を運び看病してくれた家内にも十分感謝している。

不平不満を言いながら暮らすのも一生、様々な人に感謝しながら暮らすのも一生!

この入院で日々天井を見つめながら自分の生き方を変えて見ようと思う様になれた事は

ある意味、結石を取り除いた事よりも大きな成果を得た初入院だったかも知れない。

取り戻した健康で、再び頑張ろうと思う60歳のオヤジである。 (完)

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