私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2010年10月

2010年10月21日 (木)

中国商務紀行2010秋⑤

全ての日程を無事終えて、上海に帰ってきた。 明日はいよいよ帰国である。

心配していた上海市内の車の渋滞も上海万博の為に新しく整備された道路のお陰なのか

大きな混雑も無く順調に浦東サイドのホテルに到着した。 都合4000kmの走破だった。

途中、高架道路が万博会場のすぐ横を通っていたので遠くから会場の雰囲気を眺める事

が出来たが、人また人の大混雑の様子が、遠くからでも十分に感じられた。

中国のパートナーは、「エブリデイワンミリオン」つまり毎日100万人が訪れていると言って

いたが、さすがに中国の万博である。 その万博も間もなく終わりを迎えようとしている。

とうとう上海万博を一度も見ないまま終わってしまう事になるのは、少し寂しい気がする。

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上海のホテルに到着して驚いた。 何とトイレがウォッシュレットになっていたのである。

私も中国では数多くのホテルに宿泊しているが、備わっていたのは今回が初めてだ。

ホテルの名前は「上海中油陽光大酒店」、旧の日航ホテルで、「上海中油大酒店」と言う名

のホテルであったが、今回リニューアルオープンして「陽光」と言う名前が新しく入った。

「上海中油大酒店」の時は何回か宿泊したが、今回雰囲気も設備も大きく変わっていた。

改築と同時に、色々な設備も一新した様である。  ウオッシュレットも、これからドンドン中国

国内に普及して行く事だろう。

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2010年10月20日 (水)

中国商務紀行2010秋④

正直しばらくブログを書く余裕は無かった。

とにかく今回は、ひたすら長い道のりを移動また移動の毎日である。

その間、湖北省の武漢から、黄石市を通り、江西省の九江を抜けて安徽省に出た。

更に、安徽省から浙江省に入り、今日は杭州湾工業園区の上虞と言う街に宿泊している。

パートナーの車のトリップメーターは昨日までで既に3500kmを走破した事を示していた。

日本では、中国の反日デモが深刻に報道されているようで、私が中国に出張している事を

ご存じの方からはメールを頂いて、ご心配をお掛けしているが、我々の訪問する関係先は

全く問題なく順調に日程を消化しているので、ご安心頂きたい。

明日はいよいよ最終日で、上海で全日程を終える。

今日、中国は日本で言うところの「大安」にあたり、ホテルでは結婚式が盛大であった。

夜には至る所で花火の音がして、ホテルの窓からも少し見ることが出来た。

中国の結婚式も、このあたりまで来ると日本と大きな違いも無く華やかな披露になっている。

もう一つ驚いたのは、夕食を食べたレストランのメニューが何と「i-pad」であった事である。

日本でも私はまだi-pad見た事が無かったのに、中国で見る事になるとは思わなかった。

万博の成功と共に、ますます中国が凄い国になって行く様だ。

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2010年10月17日 (日)

中国商務紀行2010秋③

昨日は、江蘇省の塩城市から同じ江蘇省の啓東まで行き、無錫に戻って宿泊した。

到着してからこの3日間で、早くも約1800kmほど車で走った事になる。

今日は、無錫を出発し、まず南京に向かい午後南京から列車で漢口(武漢)まで来た。

南京から漢口(武漢)迄は、在来線を走る中国新幹線で3時間の旅である。

相変わらず、南京駅は乗客で待合室は混雑していたが、列車は定刻に南京を出発した。

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中国新幹線も車両が新しくなり、今回の列車は以前に乗ったモノより新しいタイプで、車内

のシートもゆったりし、座席前のテープルも広くなっていたが、新しい車両をゆっくり楽しむ

余裕は無かった。 なぜなら立ち席利用の客で、社内が混雑していたからである。

中国は、乗客が多い場合は立ち席券を発売し、客を乗せる。 指定席の車両にでも入って

来て床に座り込んだり、通路に立ったりと、お構い無しなのである。

座席指定券を購入した場合は座席が確保されただけで、とてもゆったりとなどは出来ない。

しかし、何とか協力しあって移動するのも、人口の多い国ならではの様な気がする。

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2010年10月15日 (金)

中国商務紀行2010秋②

今日は、昨日7時間掛けて北上した道のりを今度は約5時間掛けてひたすら南下した。

現在は江蘇省の「塩城市」という処に泊まっている。

昨日も今日も、ほとんどが高速道路を利用しているので、正直なところ退屈な道中である。

当然の事ながら、昼食も途中のサービスエリアでとる事になった。

中国も最近は車の利用が増え、昼時のサービスエリアは人で溢れており、座る席が無い。

様子を見ながら席を探していたところ、しばらくして運良く人数分の席が確保出来た。

中国のサービスエリアの食事は、皿状にプレスされたステンレスのお盆容器を持って列ぶ。

たくさんに用意された料理の中から好きな料理を指さすと、持っている容器に装ってくれる。

肉料理2品と野菜料理3品に、スープとご飯が付いて20元(約270円)ほどである。

中国人は大食漢が多いのか、量は意外と多くて食べ応えはあるが、見た目が悪いために

気持ち悪がって食べられない日本人も多い様だ。

確かに日本の高速道路の食事と比べれば随分差はあるが、この様な料理もたくましく食す

事が出来なければ、中国出張には来られない。  しかしこの料理、見た目と違って食べて見

ると結構旨いモノである。 但し、ご飯だけは福井産のコシヒカリが極めて恋しくなってしまう。

日本の白米は世界一である。

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2010年10月14日 (木)

中国商務紀行2010秋①

今日からまた出張で中国に来ている。

今回はANA便を利用したが搭乗機は、人気のB-767-300パンダジェットであった。

途中気流が悪くて少し揺れたが日本時間の12時15分に上海浦東国際空港に到着した。

日程の都合上、到着したその足で山東省の「TengZhou」と言う処まで車で走った。

「TengZhou」は漢字で書けばチョット見ただけでは「勝州」に見えるが、よーく見れば「勝」

ではなく「藤」の草冠りを取った漢字である。 この辺が中国漢字の面白いところである。

上海から高速道路で江蘇省をひたすら北上し、徐州から山東省に入る経路で走った。

本来このくらいの距離は飛行機で移動する距離であるが、山東省の青島からも済南から

も中途半端な場所なので、結局車で移動した訳だが、1日の車の移動ではこの辺が限界

の距離かも知れない。 結局都合7時間、距離にして約800kmを走ったのである。

今もホテルでこのブログを書きながら、体がまだ揺れている感じが取れないでいる。

偉そうに言う訳ではないが、私の後継者よ、中国出張はこの移動に絶えられる事が1番の

条件になるだろう! 今回は全日程のトータルで4000kmぐらいは走る事になりそうだ。

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2010年10月 9日 (土)

シャレた回転寿司屋

福井に出張した時に、ちょっと変わった回転寿司の店に入った。

会社の工場がある、坂井市三国町の魚問屋が経営する回転寿司の店であるが駐車場も

広くて、さすがに車生活が中心である福井県民の集客を考えての店構えになっている。

店内に入ると威勢の良い握り手の居るカウンター席もあったが、我々は個室に通された。

個室と言っても、普通の回転寿司屋のテーブルより少し高級感のある白木のテーブルが

置かれているぐらいで、座席もボタンを押すとお茶用のお湯が出るシステムなどもなんら

変わりのない回転寿司屋の佇まいであったが、どこか今までに無い違和感を感じた。

単に寿司屋であるだけなら何の不思議もないが、よくよく考えると、ここは回転寿司屋なの

に、寿司の乗った皿が運ばれて来るベルトコンベアが見当たらないのである。

しかも、個室からは握り手の職人の姿は全く見る事が出来ない様になっている。

初めは、回転しているのはカウンター席だけで個室は注文した寿司が人の手で運ばれて

来るのか、とも思ったが、そうではなかったのである。

確かに一般の回転寿司屋と違い、流れている寿司を自由に取ると言う事は無く、全て部屋

に備え付けられたテレビ画面から注文して握ってもらうシステムになっているのだが寿司

が運ばれて来るのは、やはりベルトコンベアだったのである。

このベルトコンベアが、テーブル端の木壁の裏側を通っているのでチョットと見ただけでは

そのカラクリが判らなかったのだ。 注文した寿司が運ばれて来るとブザーが鳴りテーブル

の端にある引き込み用のベルトを通って瞬時に取り込まれる様になっている。

その間、握り手から個室まで店内の道中にあるベルトコンベアは一切見えない仕組みだ。

なかなか、シャレたシステムで、私はこの様なシステムの回転寿司屋は初めて だった。

注文によって運ばれて来るので乾燥もせずに、新鮮なネタの寿司を食べることは出来るが

大阪とは違ってどれでも一皿100円と言う訳にはいかず、福井の回転寿司は皿の模様に

よって値段が違う事を最後に付け加えておきたい。 しかしさすがにネタは新鮮で旨い!

回転寿司と言ってバカにする事なかれである。

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