BSアンテナ設置日記
徳島のテレビは民放局では四国放送1社しかない。
従ってテレビのローカル放送局はNHKの総合と教育の2つを入れても3局である。
昔から徳島の各家は、5.5mのコンジットパイプを2本ほどつないだ上に取り付けた地上高
の高い、またエレメント数の多いテレビアンテナを大阪方面に向けて電波を拾っていた。
その為チャンネルは大阪と同じ数だけ番組を見る事は出来たが、電波が遠いので映りは
あまり良くなかった。 また台風が来る度に屋根のアンテナが倒壊する事も多かった。
そこで、都会と比べるとケーブルテレビの普及が早く、私の実家などても随分前から導入
されていた。 今回の引っ越しに伴い、新しい住居ではどの様な共聴の設備が入っている
のかを確かめて見たところ、共益費に含まれる形で地上波デジタルが配信がされていた。
しかしながら、BS放送は受信出来ず、希望者はケーブルテレビまで連絡されたしとの事。
やはり、ここでもケーブルテレビが共聴設備を仕切っている事が明らかになった。
大阪に在住中はマンションの普通の共聴端子から地上波デジタルもBSハイビジョンも全
て見る事が出来たので、この点では良い処に住んでいたモノだと改めて実感した次第だ。
BSを追加で見る為の金額的な部分は大した事はなかったが各テレビごとにケーブル用
の操作BOXが取り付けられ、操作もテレビのチャンネルと、別のチャンネルの2つで複雑
な操作をしなければならないと聞いた。
そこで、私は迷わずマンションのベランダにBS放送専用のパラボラアンテナを上げる事を
決め、郊外の家電量販店に向かった。
私もアマチュア無線のアンテナをはじめ、過去に数々のアンテナを上げて来たがBS専用
のアンテナを上げるのは初めてあった。 組み立ては至って簡単で少し拍子抜けだった。
しかしそこはBS放送、地球から遙か遠くにある衛生から送られて来る電波をスポットで受
ける為の微調整は半端ではなく、東西南北の方向に加え、仰角の調整はほんの少しズレ
ただけで映像が映らなくなる。 最高の信号レベル迄調整するには結構時間が掛かった。
結果は大成功! 大雨の時に少しデジタルノイズが出るが、通常は完璧に受信している。
成功は嬉しいが、このアンテナを見つけて近々NHKの来訪があるだろう点は嬉しくない。
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