私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

2020年12月31日 (木)

多く学んだ一年

2020年も、遂にオーラスを迎えた。何も出来なかった、しなかった一年で

あったが「新型コロナウィルス」と言う見えない敵は、我々に対し多くの事を

残した。オヤジが今年一年、この見えない敵と戦い、そして学んだ事は大きい。

一番は「幸せ」とは何か、と言う事だ。更には、人間の欲望は果てしない反面

容易に「妥協」が出来る生き物でもある、と言う点だ。何も出来ない、しない

生活の中で「それでは君はこの一年不幸せであったのか」と問われたら決して

そうではない。どんなに束縛され、孫子達とも逢えず、旅行にも行けなかった

一年でも、オヤジは幸せだった。家内と二人だけの生活でも、毎日の明け暮れ

が速くなっても、昨日と同じ今日が訪れても、決して不幸ではない。その様な

現実が、細やかな喜びと幸せであり、人間は制限された現実の中でも、容易に

妥協して、この細やかな幸せを見つける事が出来るのだ。多くの欲望はオマケ

で、それが叶えられるに越した事はないが同時にそれが本当の幸せに直結する

全てでない事を、新型コロナウィルスは教えてくれたような気がする。ネット

での飲み会や、会議は、これまでは全く感じたことのない楽しさや喜びを逆に

与えてくれた。日々のチョッとしたこんな喜びは、オヤジは経験無いが戦後の

日本に流れた「りんごの歌」のようなモノなのだろう。何事にも感謝を忘れず

今を大切に生きる、こんな平凡な「幸」を思い出させてくれた2020だった。

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2020年12月18日 (金)

昔も今も同じだ

戦国の武将「明智光秀」を主人公にしたNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」も

そろそろ佳境に入って来た。例年なら12月に最終回を迎えるが、今年だけは

新型コロナの影響で撮影が中断したために、放送は来年の2月まで延長される。

これまでも大河ドラマではさまざまな武将が、スポットライトの当て方一つで

善人になったり、悪人になったりして来た。今回の主人公、明智光秀も同様で

これまでは主君の織田信長に謀反した悪人として描かれて来た。しかしながら

麒麟がくるや、多くの書物などから見られる主人公明智光秀は、どう考えても

主君に反旗を翻すような、愚かで思慮の浅い人物ではない、とオヤジはおもう。

この点については、歴史学者の磯田道史氏も、謀反の経緯については確固たる

資料がある訳でないので、としながらも頭の良さについては、当時の織田家の

中ではズバ抜けており、たとえ謀反が成功したとしても、秀吉や柴田勝家らを

敵として一戦交えることになるのは、容易に判断出来たハズだと言う。ただし

当時信長は、本能寺に泊まるようになる前は、京都に来ると光秀の屋敷に逗留

しており、しかも無防備であったという。このことから信長は、光秀に対して

全幅の信頼を寄せていたのと、逆に光秀からすればいつでもヤレる、と言った

気持ちがあったのではないかと言う事だ。本能寺の変については色々な人物の

陰謀説などもあり、推測の域を出ない。ただオヤジが想像するに、明智光秀は

秀吉のように、怖い信長と直接会話をせず、避けていた部分が多かったのでは

ないのか、と思う。直接対面せず、文書や人を介していると必ず誤解が生じる。

上司が怖いからと逃げてはダメだ。それは昔オヤジも経験し、反省したことだ。

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Akcmthd

2020年12月15日 (火)

オヤジの隠し芸

時に元禄15年12月14日江戸の夜風を振るわせて響くは山鹿流儀の陣太鼓

しかも一打ち二打ち三流れ、思わずハッと立ち上がり耳を澄ませて太鼓を数え

おう、まさしく赤穂浪士の討ち入りじゃ、助太刀するはこの時ぞ、もしやその

中に昼間分かれたあの蕎麦屋が居りはせぬか、名前はなんと今ひとたび逢うて

別れが告げたいものと、稽古襦袢に身を固めて、段小倉の袴、股立ち高っかく

取り上げし白綾たたんで後ろ鉢巻き眼のつる如く、なげしにかかるは先祖伝来

俵弾正鍛えたる九尺の手槍を右の手に切戸を開けて一足表に踏み出せば、天は

幽暗地は凱々たる白雪を蹴立てて行く手は松坂町・・・これは長編歌謡浪曲の

俵星玄蕃の語りの部分だ。昔々の本日未明、ご先祖様の藩の浪士、四十七人が

江戸本所松坂町の吉良上野介の屋敷に討ち入って本懐を遂げたとされる。子孫

と言う訳でもないのに、昔からオヤジはこの時期になると何故か血が騒ぐのだ。

この長編歌謡浪曲に至っては、就職した時の「一芸」のため学生時代に覚えた。

芸は身を助けると言うが、歌から始まり浪曲、語りを丸暗記したお陰で宴会の

かくし芸には困らなかった。「おい、サク・サク・サク」をやれ、と引っ張り

ダゴだったため調子に乗り「赤垣源蔵徳利の別れ」や「紀伊国屋文左衛門」も

空で歌えるように練習した。当時は、カラオケがなかったのも良かった様だが

一つ出たホイの、が主流だった時代に、オヤジの芸は新鮮だったかも知れない。

会社員でもそんな下積みの時代があり、段々と上に行く、社員旅行がイヤだの

忘年会がイヤだの、文句の多い若者が増えたが、いまの世の中は本当に幸せだ。

Akrsucir

2020年12月 8日 (火)

前に必要なこと

弓道続きの話しを少ししてみたい。オヤジが再び弓道を始めたい理由の一つに

背骨の矯正がある。垂直の壁に、踵・尻・背中・頭、の4点が同時に着かない

体形を何とか直したいと思うが、その為には弓道の「胴造り」と言う基本技が

最適だからだ。安定をした矢筋を得るためには、不動の体幹が必要で、その為

的を射る前までにしっかりと造り上げる必要がある。胴造りの形は、一般的に

は「出尻鳩胸」と表現される。つまり腰を引きながらお尻を出して、胸を張る

スタイルだが、こいつが今のオヤジには少々キツい。しかしこれが出来ないと

弓を引かせて貰えない。巻き藁さえも射ることが出来ない、厳しい修行なのだ。

高校時代も、この「胴造り」がシッカリ鍛錬出来ていない者や学校は、試合で

安定した成績が出せない。良い時もあるが、肝心な競い合いでは最後に負ける。

そんな過酷な鍛錬は何か目標が無ければ続かない、と言うのがオヤジの考え方

なのだが、さて硬くなった背骨が本当に矯正できるかどうかは、実際にやって

見ないと何とも言えない。添付画像の女性射手のような「出尻鳩胸」が出来た

とき、オヤジは新しい弓具とともに、武道館の射場に立っているかも知れない。

Hekismu

Mkwrsg

2020年12月 7日 (月)

また再燃しそう

この歳になってオヤジに再びやってみたい事が出来た。それは弓道(和弓)だ。

オヤジの新しい散歩コースである徳島中央公園内には武道館があり、時折弓の

練習をしている姿を見るうちに、オヤジの気持ちが再燃して来た。高校時代に

約二年間、オヤジは弓道部に籍を置いたが、どちらかと言えば鳴かず飛ばずで

過ごした。と言うより当時は、同級生に団体戦・個人戦とも他校を含めて絶対

右に出る事ができないほどの強者たちがいたからだ。そんな事もありオヤジは

ハンドボール部が新設されたのを機に興味半分で転部した。そんな中途半端で

終った弓道を、これまで大阪や福井時代など幾度かやり直してみたいと思った

事はあった。実際、近くに立派な武道館がある環境もあったが実現しなかった。

それはオヤジが2年間習った「日置(へき)流」と言う流儀がなく、周りは皆

小笠原流と言う異流儀ばかりだったからだ。そんな流儀だが、四国はやっぱり

日置流が多く、教えを乞える人がたくさんいる。練習を見ていても日置流特有

の所作が昔を思い出させるのである。しかし当時とは大きく違っている現実が

オヤジを待っていた。それは地元に「弓具店」が無くなってしまっている事だ。

今更この歳で学生が使用しているカーボン製の弓や、ジュラルミン製の矢など

は使用出来ない。聞くところによれば弓の「銘」にあるように「肥後三郎」で

知られる熊本県などにはまだ弓具屋は残るようだが、弓を習う前に買い方から

習う必要がありそうだ。何でも屋のオヤジの挑戦が、再び始まるかも知れない。

Hekiryu

Ogswrryu

Kyugten

2020年11月17日 (火)

なるほどそうか

速足散歩で、帰宅途中の学生とよく出会う。大学生から小学生までさまざまだ。

先日、小学校の3年生ぐらいの集団と一緒になった。6~7人はいただろうか。

俗に言う道草組だ。お互い何かをしながら走ったり、歩いたり、止まったりと

忙しい。オヤジの前になったり、後ろになったりしながら、暫く一緒に歩いた。

そんな中、一人の子供が「なあ、トランプとバイデンどっちが好き?」と皆に

問い掛けた。オヤジは興味を持って耳を傾けたが「僕トランプ」「僕も僕も」

と全員がトランプさんだった。次に聞こえて来たのが「ほなってトランプさん

ておもっしょいでェ!」だった。これを聞いたオヤジは、なるほど、と思った。

彼らにとっては、政策や実績などはどうでも良く、M-1グランプリのお笑い

芸人に投票する様に候補者は単に一つのキャラクターでしかないのだ。今回の

大統領選挙でも、彼らと同じ感覚で投票した有権者は結構多かったことだろう。

この事は両候補ともに言える話しで、アメリカほどの先進国でもまだ、こんな

現実があるのだから、発展途上国は本当に大変だろう。このへんのギャップが

少ない日本国民に生まれて来て我々は本当に幸せかも知れない。何事もほかの

現実を目の当たりにしないと自分の立ち位置が解らないモノだ。小学生たちの

何気ない会話から、一つの「なるほどそうか!」の現実を学んだオヤジである。

Usaprgdt

2020年11月10日 (火)

まともに見たぞ

家内と一緒に出掛けた衣料・雑貨の量販店で、オヤジはまともに万引きを目撃

した。あれだけ堂々とやられると店側もたまったモノでないが、これは決して

許される行為ではない。その堂々とした手口を目撃したのは、店に設置されて

いる休憩用の長椅子だった。家内が自身の着るものを選んでいる間、オヤジは

この椅子に座ってドリンクを飲むのを恒例にしている。この長椅子からお店の

レジまでは7~8mほどだろうか、休憩をしながら支払いの様子がよく見える。

一人のママが、カートを押しながらオヤジの横を通った。年の頃は30歳まえ

で、3歳くらいの女の児と2歳ほどの男の児を連れていた。女の児の手を引き

男の児は、お店のカートに母親と向かい合わせになる様な形で乗せられていた。

買い物カゴには母親が買い求める衣類と、子供のオモチャが入っていた。一見

普通の買い物の様子に見えたが、一行がレジに向かいながらその異変は起きた。

母親が、オモチャの箱をカゴから取り出し、急に子供たちに手渡したのである。

その一連の動作は、全く違和感がなく、レジを始め誰も気付く者はいなかった。

カートに乗った子供は母親との間でしっかりオモチャを抱えたのでオモチャは

密着された体の陰に隠れてしまった。歩いていた女の児は、オモチャを持った

ままレジカウンターの下で立っている。背丈が低いので、店員からは全く見え

ない。おまけにカウンターの下に並べられていたお菓子まで手に取ってしまう。

結局、母親は自分の着るものの料金を支払っただけで、臆する事なく店外へと

立ち去って行った。一連の行為を、子供たちが共犯であるとは思いたくないが

今のうちに止めないと、その内取り返しのつかない後悔が待っている事だろう。

何も出来なかったオヤジも反省する必要があるが、後味の悪い出来事であった。

Smmrcat

2020年11月 9日 (月)

ワーストの解析

方向指示表示不履行のワースト発表があって以降、オヤジは街行く車に注意し

観察する様になった。確かに、進路変更に方向指示器を使用する車は少ないし

右左折で使用しても、ほんの一瞬だけ点滅させる車が多い。一番多かったのが

右左折の直前で方向指示器を出す車だ。場合によったら、右左折しながら点灯

させる運転者もいる。交通法規では右左折を開始する30m手前で点灯と定め

られているが、これを守っている人は極めて少ない。オヤジはこの原因を解析

してみた。これはあくまでオヤジの私見であるが、理由は以下のとおりである。

まず右左折の表示不履行の前に我が県では、右折する対向車が、直進車よりも

先に曲がる傾向がある。信号で停止していても、時には信号が変わるか変わら

ないかの間に飛び出して曲がってしまう。そんな車に限って方向指示器を点滅

させずに停止している事が多い。つまり直進する対向車に自分が右折する事を

悟られない様にしているのだ。この背景には狭い道路が関係している。福井の

道路も多かったが、交差点で右折する車が先に曲がらないと、細い道の場合は

後続車が追い越して行けず、長い列を引っ張ることになってしまう。こいつに

負い目を感じての事だろう、どうしても先頭の右折車は、先に曲がろうとして

しまうのだ。当然、フェイントを掛ける為に方向指示器は出さないと言う訳だ。

こんな時、このブログの読者である先輩の郷里、大分に泊まった時の事を想い

出す。朝ホテル前の信号で長蛇の列を作っていた全ての右折車が、方向指示器

を点滅させていた事だ。わが故郷では考えられない光景だった。やはり良い事

は実践し、悪い事は無くして行く、わがふるさとも多くの課題が山積みの様だ。

2020年11月 8日 (日)

またもワースト

またまた全国のランキングが発表された。今回は方向指示器を出さずに右左折

や進路変更する車の割合だ。ワーストは岡山県だが、3位に我が県がキッチリ

ランクインしている。5位に福井県、6位に石川県と北陸の各件が続いている。

やはり何かにつけ、これらの県は似たところがあるようだ。いずれにしろ何か

良い事でのランクインはないのだろうかと思うが、やはりそれらが少ないのが

日々オヤジのボヤキにつながるのだろう。こんな事を言い出すと、交差点手前

の白線や黄線が引かれた通行区分帯内で平気で進路変更したり、黄色の信号で

止まらなかったり、赤信号で行く台数や一時停止不履行などの全てがワースト

入りになるだろう。やはりあれが出来てこれが出来ない、などと言う例は極め

て少ないようだ。しかし最近、我が県の警察も少し変化を見せ始めた。これ迄

ネズミ捕り一辺倒だった取り締まりに、一時停止や携帯電話、歩行者優先無視

などの取り締まりが加わって来た感がある。そろそろ腰を上げないと、本当に

全国の笑いものになってしまう。今年は中止になったが、阿波踊りで全国から

大勢の観光客が訪れる我が県、踊りだけでなく交通マナーでも感動して欲しい。

北陸の各県も、ワーストの脱却には袂を分かつのも良いのではないだろうか?。

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2020年11月 2日 (月)

リバイバル眼鏡

時代は巡る、と言うが「眼鏡」の業界もリバイバルの様相を呈しているようだ。

かつてオヤジが業界に従事した頃のモデルを、最近テレビなどでよく見掛ける

ようになった。もっとも素材やデザインは変化しているが、オヤジが言いたい

のは「基本玉型」だ。リバイバルを見せているのは「ウエリントン」と言う型

の眼鏡だ。眼鏡の型は、大きく分けると3種類に分けることが出来る。パリ型

オート型(ナス型)・ウエリントン型の3つだ。パリ型は、四角に角ばった形

ナス型は、西部警察の大門警部が着用していたレイバンのアウトドアーズマン

の様に枠が垂れ下がった茄の様な形をしたもの言う。最後にウエリントンだが

これは上側と下側に共通して丸味がある枠で、その昔、山口百恵さんが着用し

人気が出た形の枠で、最近では立川志らくさんが掛けている様な枠だ。業界に

従事していた頃は、専門的に102と呼ばれた型だが、爆発的に売れた玉型だ。

注意して見ていると、街などでも最近この型をよく見掛ける。やはり女性には

人気の型で、誰にでも似合う無難な型なのかも知れない。ただ同じモデルでも

作っている現場は大いに変化があっただろう。石を投げればメガネ屋に当たる

と言われていた鯖江の街も淘汰され、高級枠が作れないメガネ屋は無くなった。

難しいから作る、簡単な物は外国に行く、言い続けたオヤジの予想は当たった。

Pariswk

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