ワイン解禁なる
今年も出来立ての葡萄酒「ボジョレヌーボ」が解禁になった。時差の関係から
日本が世界で一番早くこのワインが飲める国、とされているが、厳密に言うと
世界で一番早く解禁されるのは「キルギス」との事だ。但し書きをつけるなら
先進国の中で日本が一番早くこのワインを口にすることが出来る国、と言った
ところだろうか。最近でこそ大騒ぎするこの新酒ワインのイベントもオヤジが
初めて知った頃は、まだ巷にはあまり浸透していなかった。たまたま制御盤を
組立てながら聞いていたFBC福井放送のラジオが、リカーワールド「華」と
言うお酒の量販店から中継した事で初めて知ったオヤジは、会社帰りに試しに
一本買ってみた。正直なところ「旨くない」が第一印象だった。ワインの味が
分かるオヤジではないが、やはり何年も寝かせたワインの方がずっと美味しい。
幾つかの種類を試してみたが、どれも50歩100歩だったので、それ以降は
新酒ワインは買っていない。まあこれも好みの問題で、出来たばかりの粗削り
ワインが好みの人も結構多いのだろう。それにしてもカウントダウンしてまで
急ぎ飲む必要が何処にあるのだろう。嬉しがり屋が多いようだ。このボジョレ
は、解禁日に間に合わせる様に高額の運送費が掛かっている様で、価格自体は
安いが一般ワインよりは割高になっていると言う。オヤジはワインについての
ウンチクを語るレベルではないが、自分が美味しいと思えばそれで良いと思う。
オヤジは、赤玉ポートワインでもハニーワインでも、美味しいと思って飲める。
そんな甘党のオヤジがもう一度飲んでみたいワインがある。新大阪の事務所に
飛込みでやって来た業者が試飲させてくれたアイスワインだ。もちろん銘柄も
何も分からない。当時は高価でパスしたが、死ぬまでにはもう一度出会いたい。
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