ARDF解析論
11月も終わりになって、全国からARDFに関するニュースが少なくなった。
そんな中、関東地方ではまだ本年名残りの大会が開催されている。こんなこと
からも、この競技については東日本が強い傾向にあるのが判る。実際のところ
西日本の競技大会は、来年の3月頃まで予定されておらず、寂しい限りである。
そんな時季を利用して、地図を読み取る事が苦手なオヤジは、これまで大会が
終了したらほとんど見る事無く封筒に入れたまま整理される事も無かった地図
の解析をして見る事にした。まだ記憶に新しい全日本大会の地図と、先日香川
で行われた支部大会の地図を参考にしたが、そこである事を発見したのである。
今更なにを、と言う感じだがオヤジにとっては大きな発見であり今後の競技に
役立ちそうである。それは「目標物」の有無だ。2つの地図を比較して頂くと
お解りになると思うが、全日本大会のテレイン(競技場)は完全な山の中で、道
以外の目標物は何もない。一方香川県支部大会の方は、比較的街中で行われた
ため、建物や河川、橋などの目標物が描かれている。この違いが顕著に成績の
差を生んだ様に思う。つまりオヤジは、目標物が無い方が隠されたTXを探し
易い傾向にあるが、地図が読み取れない、と言いながらも帰還する事について
は目標物を認識しながら何とか帰還出来ているのだろう、と言う点だ。実際に
全日本ではこんな場所で40分を残して2つのTXを取った。これだけを見る
と優勝者にも匹敵する成績だ。しかし、目標物が無いので帰還が出来なかった。
一方、支部大会の様な場所ではTXを思う様に探せなかった事はあっても帰還
出来なかったり、時間超過した経験はほとんど無い。これが解析した成果なら
ほどほどの山の中で、ほどほどの目標物があれば、好成績が収められる理屈に
なるが、それを検証するのは3月以降になってしまうのが残念なところである。