無線オヤジのＣＱレポート

１０日ほど前からオヤジがカイカイになった。手足に虫に噛まれたような赤い

発疹が出来て異様に痒い。虫刺されの痒み止めを塗っても、一向に効果が無い。

寝床を不潔にしてるから、ダニにやられたのだと家内を責めたが、頻繁に敷布

は換えているし、第一私は全然噛まれていない、と言う。そう言われて見れば

いくら血液型がＯ型だとは言え、蚊でもないのにオヤジだけ喰われるのは変だ。

何か他に原因は無いのか色々と考えていて、ふと思い当たる節にたどりついた。

もしかしたら、ＣＴ撮影の時の造影剤の副作用かも知れない、と言うことだ。

そう考えて見ると、チョッとおかしな事があった。これまで何十回も造影剤を

使用してＣＴ撮影をして来たが、今回の様に副作用について念押しされて説明

を受けた事は無かった。質問票に、これまで変な症状が出た事は無い旨の回答

をしておけば特別何も言われた事は無かったのに、やたらと今回は、過去には

何事も無くても、副作用は突然表れる事があるのですよ、を強調していたのだ。

どうもオヤジの推測では、薬を変えたか、量を変えたか、したのではないだろ

うかと思っている。そうでなければ、あんなにしつこくは言わなかったのでは。

医者の方は、ある程度は予測できたのかも知れないが、本当に造影剤が原因で

あるなら、変更が有る場合には言って欲しいものだ。今回、せっかくオヤジが

大切に守って来た右腕の静脈の場所とは違うところから造影剤を入れられた上

血管から漏らされた。まだ半袖の季節なのに、薬物常習者の様な注射痕が出来

たのも極めて遺憾な話しである。ハッキリとした原因が特定出来ず、推測の域

を出ないままであるが、今もひたすら痒い手足をかき続けているオヤジである。

オヤジは、極めてエレベーター運が悪いようだ。オヤジのアパートは７階建て

でオヤジは４階に住んでいるが、他家の人たちとエレベーターに乗り合わせる

機会は案外少ない。そんな頻度にもかかわらず、オヤジがエレベーターを利用

したい時には、エレベーターはそこに居ないのだ。１階に降りたい、と思うと

箱は１階に停まっていて、４階まで呼び出しをしなくてはいけないが、そんな

時に限って１階から７階まで上りで利用したり、同じ様に１階に降りて行く人

が７階でボタンを押している時があり、すんなり４階に到着しないことが多い。

そうか、と思うと家内の手伝いでゴミ出しに降りる時などは、エレベーターは

１階にあり、帰りには利用できる、と思い健康のため歩きで降りてゴミ出しを

してエレベーターに向かうと、箱は既に上昇を始めているのだ。１階に降りた

時にエレベーターの前を通るが、その時にはまだ１階に停止している。ゴミを

出して戻る迄には、１００メートルの世界記録ほどの時間しか掛かっていない。

そんな僅かな間でもエレベーターに見放されるのだ。これはもうエレベーター

運に見放されている、と言ってもよいだろう。オヤジが仕事で通勤している時

には、帰宅するとほとんど上階に停まっている。５時を過ぎると帰宅する人が

多くなると思い、オヤジは４階で降りる時に１階のボタンを押して降りる様に

心がけて来たが、自分の時には報われない様である。エレベーターの制御など

はシーケンサーのプログラム一つで変える事が出来る。せめて常時１階に戻り

停止するような制御ができないか、と思うエレベーター運の無いオヤジである。

モヤモヤしていた不平や不満が解消される事を表す言葉に「溜飲を下げる」と

言う言い方があるが、今回オヤジは、まさにこの言葉を地で行く体験をした。

オヤジの速足散歩のコースに、かつてオヤジが通勤で利用した国道１１号線が

大渋滞する箇所がある。徳島大学を過ぎてから、徳島本町の交差点に至る直線

道路だが、ちょうどオヤジがその道路に差し掛かる時間帯は渋滞の真っ盛りだ。

オヤジはその道路を、歩行者用信号で横切り水際公園の遊歩道に抜けるのだが

例によってここでもマナーの悪い車が、信号機の先が渋滞しているのに交差点

に突込み、横断歩道の上で平気で停車してオヤジの進路を妨害する。それだけ

でも相当なストレスになっているが、そんな行為に輪を掛けるように渋滞回避

したい車が、交差点を少し過ぎた処を左折して行く。ここは１９時まで左折は

禁止の標識が立っているが、１時間前でもおかまいなしだ。みんな渋滞を避け

少しでも混雑しない道を通りたいのを我慢しているのに無法な奴が結構いる。

オヤジはこの道を逆方向から歩き１１号に出るが、車はやって来ないと思って

いる道から突然車が左折して来るので、極めて危ないのだ。そんな時間指定の

道路に、昨日は大勢の警察官が立っていた。空き地には多くの車両が停止させ

られキップを切られている。「こうでなくちゃ～世の中いけねえ！」オヤジが

通過する時、お巡りさんと目が合い会釈を交わした。オヤジが「こんなことが

無いと真面目な者が浮かばれへんわ」とつぶやきながら通ると、お巡りさんは

大きくうなづいた。久々に気分スッキリで、正に溜飲を下げたオヤジであった。

先週の土曜日、四国が台風の強風圏に入りそうなころオヤジは香川に向かった。

香川の仲間たちと、北海道旅行の旅程の打ち合わせをするためだ。当日は心配

された雨もなく、あくまでも天気図の中だけで強風円の中に入った感じだった。

台風とは不思議なもので、外側の雲で早くから雨風がひどい時があるかと思え

ば、近くまで来ているハズなのにそんな気配を感じない時もある。いつの時も

後者の頼り無い台風で済んで欲しい、と願っているのだが先日の１５号台風の

ように大きな被害を残して行く台風があるので困る。打ち合わせで、ＡＲＤＦ

競技大会の日程を除いての観光などを決めたが、北海道は広過ぎる。行きたい

処は一杯あったが、結局のところ一部地域の観光のみになってしまった。この

レポートはまた現地から報告したい。打ち合わせ後には、東かがわ市の三本松

と言う処で一杯やったが、田舎町にも美味しい魚を食べさせる店と、カラオケ

スナックはあった。当日は久しぶりにオヤジは、近くのホテルに宿泊した。

夜中に目が覚めた時、一瞬いま自分が何処に居るのか解らない感覚に襲われた。

やはりしばらくブランクがあると、こんな感じになってしまう様だ。この年に

なると、夜中に身体に異変が有っても、翌日のチェックアウトまで誰も気付い

てくれない不安が出て来た。こんな事は考えたことも無かっただけにイヤだ。

まあ北海道では家内が一緒だが、どっちみちグウグウ寝ているので、シングル

で泊っているのと変わらないかも知れないが、はてさてどんな旅になるだろう。

台風の被害により、未だに多くの方が苦労をされている。もはや民間レベルで

の復旧は難しく地方自治体や自衛隊など行政の援助が必要な事態になっている

地域も多いが、そんな中、地方自治体や行政の責任者の動き方が問われている。

この様な問題は、規模が大きいか小さいかの差こそあれ、オヤジは趣味の組織

でも会社でも同じように迅速対応が必要になる、と思っている。今回のような

災害が発生した時、地方自治体の責任者が国や他の自治体に速やかな救助要請

が出来ないケースが極めて多い。色々と見ていると、同じ県内でも、県知事と

市長の話し合いが出来ていない処が有って、我々としては実に信じられない。

依頼する方がする方なら、される方もされる方だ。依頼が無いから、言われな

かったから協力をしなかった、などと言うのは極めてお粗末な話しである。

いつの時も何処でも、何をさておいても駆けつけるボランティアのオジサンの

爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいものだ。これがお役所仕事、と言ってしま

えば身も蓋も無いが、企業でも組織でも、イザと言う時に頼める先と、イザと

言う時に駆け付けてくれる人脈を持っておく事だ。他社より多少値段は高いと

解っていても利便性を考えた原材料の買い方をするのもその一つだし、日頃の

コミュニケーションを強化しておくのもその一つだ。ある大きなグループ会社

のトップが、グループ内の会社にチョッと頭を下げて、一言交わせば解決した

問題を、プライドが許さずしなかったため、多くの社員が苦労した事があった。

そんな問題と同じである。つまり、アイツの為なら何とかしてやろう、と言う

ブレインを何人作れるかが、いつの世も責任者に問われる器量、と言うモノだ。

要らぬ意地やプライドを捨てて、地域住民のためになる様に、日頃から関係者

とコミュニケーションを持つことは、地域の責任者には必要でないだろうか？

あと１週間足らずで消費税が１０％に上がる。軽減税率や、決済日の関係から

どんな買い方がお得か、とか何時買った方が良いか、など連日の様にテレビの

番組などでも議論されているが、金が貯まらないオヤジの考え方は至ってクー

ルである。正直「なるようになる」だ。もちろん消費税の増税分が、何万円も

何百万円もの金額になる様な買い物を控えている人には、重要なことだろうが

オヤジ達が買うようなモノは、そんなに悩むほどのモノではないからである。

たとえば、とりあえず身近でオヤジが一番影響を受けそうな物にビールがある。

正確には発泡酒だが、１箱３０００円としよう。９月中に買うのと、１０月に

入ってから買うのとでは、６０円の差が出る計算になる。この６０円のために

目の色を変える人が居るから様々な議論がある訳だが、オヤジの考え方はこの

６０円のために金額以上の無理をする事はない、というモノだ。これは長年に

渡り購買業務をして来た者の習慣の様なモノかも知れない。値上げがあるから

と言って安い原材料を大量に仕入れても、多額の倉庫代や横持ち料金を支払い

資金繰りに苦労したのでは元も子もない、と言う考えだ。発泡酒１つにしても

良く買って３ケースまで、置く場所にも困るだろうし、何より日にちが経った

物はマズくなってしまう。オヤジとしては６０円には替えられない部分が多い。

これは安売りで、不必要な物まで買ってしまう主婦にありがちな行為で、ある

意味、買い物の落とし穴だと思っている。増税の前とあとでも、通常の場合は

多少買いだめが出来るだけで、金額的にはほんの僅かのメリットしかない。

無理をしたシワ寄せの方が多いかも知れない。つまり買う時期ではなく、いつ

の場合もベストの買い物をする、と言うのがオヤジの考え方であるが、やはり

この考え方が、金の貯まらない原因になっているのなら、実に空しい気がする。

教育のお話しが出たところで、もう一つ書いてみたい。オヤジは何事において

も、礼儀や作法を盾にして口うるさく意見をするつもりは無い。相手に対して

失礼にさえならなければ、時代時代に合った礼儀作法が進化して行っても良い

と思っている。しかし「あるきスマホ」と人前を通り抜ける行為だけはどうも

違和感がある。特に若者に多いが、この二つだけは何とかして欲しいと思う。

あるきスマホについては、何処でも問題になっているが、新大阪のコンコース

ほどひどくは無いが、徳島駅前も激しい。散歩の時、こちらがぶつからない様

に歩くのが大変である。スマホを見ないで歩く事は、もはや彼らには出来ない

のだろうか。一度大きな事故にでも遭わないと解らないかも知れないが、是非

そうなる前に何とかして欲しい。オヤジが最近気になる事は、人前を通り抜け

る若者が多くなった事だ。本ブログの読者の方も、このことは感じられている

かもない。その昔、オヤジ達は人の後ろ側を通りなさい、と教えられて来たが

最近は反対になった。自転車でも人でも、急いで人の前を通り過ぎる。時には

危なくてビックリする事があるが、平気である。何よりも急に前を通られると

ぶつかりそうになるのがいけない。その点後ろ側を通れば、その問題は無いが

聞くところによると最近は、学校でも家庭でも前を通るように教えている、と

言うから驚きだ。理由を聞いてみると、近年不審者が多くなった事から後ろで

何が行われているか解らないより、前で正々堂々と何かをした方が良い、と言

う考えからだと言う。一理ある話しだが、これこそ変な時代が来たものである。

いずれにしろ事故にならない様に注意だけはして欲しい、と願うオヤジである。

怪我の後遺症、と言うのがあるが仕事の後遺症、と言うのが有ることが解った。

突然、無性にフォークリフトに乗りたくなるような衝動に駆られるのがそれだ。

誰かが利用しているのを見たとき、そしてそれがあまり上手な運転でないとき

特に強く襲って来る。オレに運転させて見ろ、と言う気になる。実際に運転を

してみると、長い時間のブランクは時に、おかしいなこんなハズでは無いのに

と言う結果になるかも知れないが、この技能は会社が与えてくれたモノである。

企業とはありがたいもので、一社員に色々と教育の場を与えてくれる。実際に

仕事をしている時には気付かないが、多くの事が自身の血となり、肉となって

いる事をあとから気付く事が多い。開発と人材育成に金を掛けない企業に長期

存続は無い、とオヤジは思っているが、最近は企業も微妙な立場になっている。

せっかくお金を掛けて教育しても、転職してしまう人材が多くなっているから

である。そのことが解っていても、なおかつお金を掛けなくてはいけないのが

企業なのが辛い。オヤジは土曜日の夕方、日本を代表するガリバー企業を紹介

する「知られざるガリバー」と言う番組を見ている。さすがにあれだけの企業

になると、全体に教育が行き届いている事が一目で解る。何処で解るか、と聞

かれると難しいが、登場する人物の一挙手一投足全てから湧き出る、オーラの

様なモノかも知れない。まず言葉使いなどと言うモノは、急に練習して出来る

モノでは無い。それなりの教育を受けていないと、絶対に何処かでボロが出る。

そんな意味から、挨拶一つから教えられている企業は、会社の内容も素晴らし

いわけだ。逆に、大した会社でないのに挨拶だけ出来る会社を見た事が無い。

オヤジは、自身が皇室に招かれた時、陛下のお言葉に正しくお応え出来る様な

言葉遣い、モノの申し方が出来る様にしておきたい、と思っている。その様な

言葉遣いを知っておいて、いつでも引き出しから出せるのは素晴らしいことだ。

最高を極めておき必要で臨機応変に利用する。家の中で音楽を聴くのに大出力

のアンプやスピーカーが必要なのと同じで安定常用する部分が重要になるのだ。

ひょんなことから、企業の在り方と社員教育を考えてしまったオヤジである。

もうあまり地元の愚痴は書かない様にしよう、と思ったがまた書いてしまった。

これも、非公開ページでのオヤジのストレス発散の一つだ、とご容赦願いたい。

人の優しさは時に嬉しく身に染みる。その反面、チョッとした言動が人の心を

傷つける事があり、その差は天地ほど大きい。オヤジが、パソコンのメンテを

始めたと知るや、地元のショップに任せた方が楽なのに、わざわざ県外の徳島

まで故障品を発送して修理を依頼してくれる方が居る一方で、これまでずっと

無償でメンテを続けて来たある人物などは、これからはスズメの涙ほどですが

メンテ料を頂きます、になった途端に発注が来なくなった。本来、人が喜んで

くれると嬉しいのが徳島県人だと勝手に思い込み、時にはオヤジ所有のＯＳや

Ｏｆｆｉｃｅなどのソフトや周辺機器なども無償で提供して来たのに残念だ。

オヤジとしては有償化の予定は無かったが、相手がその方が気楽に依頼できる

と言う事からそうさせて頂いた。しかし、実際は口と腹は違っていた訳である。

ある意味、これが徳島県人だと思うようになった。趣味の支部組織もしかりで

誰にでも良い顔をして、集まりでは心にも無い事を言い、場の雰囲気に合わす。

そのくせ影で人の悪口をぶちまける。そんな者は都合が悪くなると必ず逃げる。

新しい事はことごとく否定し、何事も言い出した者に責任だけ押し付けて来る。

こんな事がイヤで組織を降りたのに、個人的な関係においてもこんな感じだ。

それだけならともかく、最近はオヤジに代わる新たなお人好しを作っている様

で実際よく呼び出しを食っている。専門家でないので随分苦労をしている様だ。

そんな素直で無いやりかたが、オヤジの性格を逆撫でする結果になっている。

もうオヤジに依頼してくる事は無いだろうが、依頼が有っても二度と受けない。

タダで仕事はしても義の無い仕事はしない。これがオヤジ気質だと知るべしだ。

オヤジは現役時代、部下に雑学を勉強する様に薦めて来た。オヤジ自身も機会

があれば雑学を勉強する様に努めている。浅く広くで良いから、幅広い話題を

持つ事が目的で、それはお客さんと会話をする為に必要だからである。営業の

仕事でも購買の仕事でも、お客さんとの会話は重要になる。来客時や訪問時に

応接室でいきなり仕事の話しに入る事はまず無い。たいがい世間話しをしてか

ら本題に入る事が多いが、この時に話題性に乏しく、場が持てないと実に困る。

そんな時に何でも良いから世間話しが出来る様にしておく事が重要になるのだ。

このお話しは、毎回どんな話題で始まるのかが、全く予測出来ないのが面白い。

いつの間にかすんなりと何かの話しになっているのである。そんな点から雑学

は重要な武器になる、とオヤジは思っている。そんなオヤジが最近新しい雑学

を知ったので紹介したい。それは「鮭」と「サーモン」には明確な差が有ると

言う話しだ。鮭を英語で言うとサーモンだが業界では生で食べる物をサーモン

と呼び、生で食べない物を鮭と明確に分けているそうだ。何故なら鮭は天然の

オキアミを食料にするため、アニサキスなどの虫が寄生し生では食べないのだ。

現在では生食用は、人工飼料で育てた養殖の鮭で、解り易いようにサーモンと

呼ぶ様になったそうだ。つまり生で食べないのは天然の鮭で、生で食べるのは

養殖のサーモン、と言う事になる。寿司屋で「鮭」は存在しない訳だ。知らな

かったお話しであるが実に面白い。お客さんとお話しをする事は無くなったが

これからも雑学は学んで行きたい、と思っているオヤジである。