飛行機は安全だ
また台風が徳島を通過する予報に、飛行機を始め多くの交通がストップになった。
オヤジの飛行機に纏わるエピソードはたくさんある。 何しろ利用回数が多かったの
で、様々な出来事に遭遇する機会も多かったと言う訳である。 オヤジは、飛行機と
関わりを持てると幸せで、それはどんな些細な事でも嬉しい。 オートバイや車、船に
鉄道、と乗り物が好きな人は多いがオヤジは、それが飛行機なのである。
搭乗している時は勿論、空港に到着した時からワクワクで、タラップ搭乗などで間近
に行った時などは幸せの極みだ。 落ちる事など全く考えた事もなく人類の乗り物で
一番安全なものだと思っているが、そんなオヤジがチョッと身構えた事が幾つかある。
その1つは韓国ソウルからの帰り便だった。 台風の接近に伴いルートを変更すると
言う事で離陸したが、航路表示のテレビ画面では北朝鮮の方に向かっていたのだ。
モニターを見ていた人たちも騒ぎ出したが、JAL機が間違うハズはない、と信じた。
何処までが安全の領域か解からず、戦闘機がスクランブルして来ないか、ヒヤヒヤと
しながら窓の外を見ていた。 途中で正常ルートに戻ったが、GPSのエラーだった。
続いては、10人乗りぐらいの中国国内線小型機が、積乱雲に突っ込んだ時だった。
もう揺れる、などと言う領域を超えたものだった。 この時は正直少し不安になった。
一番心配したのは、鳥人間コンテストの様に主翼が折れないか、と言う点だった。
おまけに、到着空港は低い雲が垂れ込め、高度を下げても下げても 滑走路の照明
が見えて来ない。 思わず映画「ダイハード2」の、空港占拠による墜落事故を思った。
結果は、日本では間違いなく引き返しに相当するレベルでの強行着陸となった。
こんな状況に遭遇しても事故には遭っていない。 飛行機は安全な乗り物の証明だ。