福井夏の想い出
台風の影響により、福井がフェーン現象で気温が上がって猛暑になっているらしい。
北陸福井の37℃は、厳しい。 日頃慣れていない地方には辛い暑さだろうと思う。
オヤジの福井での夏の想い出は、今からさかのぼる事30年ほど前になる。 時代が
昭和から平成に代わる頃だったと思うが、当時眼鏡会社のオーナーがクルーザーを
一隻所有していた。 三国の新保橋下の九頭竜川に停泊させていたが、我々子分に
も免許を取る様にとの事で、みんなで試験を受けた。 時間がある時は、東尋坊の沖
などに出て釣りをしたり、のんびりしたものだった。 ある日、東尋坊の沖で昼寝をして
いると「ガリッ」と言う大きな音に目覚めた。 何とボートが岩場に座礁しかけていた。
東尋坊沖の海の中には、東尋坊と同じ様な柱状節理の岩場があり、とても怖かった。
スイカは、三国の生産者から直接買って、絶えず家の中に転がしておいたものだ。
とても甘くて、シーズン開始から終わりまで楽しんだ。 米は、コシヒカリの玄米を分け
て貰ってコイン精米機で白米にして食べた。 水はカルキ臭などほとんど無かった。
空気は綺麗で、福井に住む様になる前に「尼崎」でゼンソクの認定を受けていた次女
の発作が出なくなった。 冬の雪を除けば、オヤジ一家に福井は良いところだった。
10数年も住めば友達も出来て、もう少し居たかったが大阪に異動になった次第だ。
住めば都と良く言われるが、まさにそれを地で行ったオヤジの福井の想い出である。