無線オヤジのＣＱレポート

オヤジが最終勤務の出張を終え、徳島に帰って１週間が過ぎた。

先週は２０日に福井工場で、２２日は大阪本部の各位に送別の宴を催して頂いた。

オヤジは平成１０年福井工場から大阪本部に異動になる時にも送別会をして貰って

いるので、都合３回も送別会をして貰った計算になる。　まことに幸せな男である。

福井工場での勤務最終日には在職中に良くして頂いたお客様にお越し頂き、お会い

する事が出来た。　こちらからご挨拶にお邪魔するのが筋なのに恐縮している。

送別会では色々と記念の品を頂戴して嬉しかったが、中でも現場の面々から頂いた

焼酎には驚いた。　なんとボトルにオヤジの名前とメッセージが刻印されていたのだ。

この焼酎はひょっとしたら生涯口にする事が出来ないかも知れない様な気がする。

完全な退職日は５月の誕生日ではあるが､ＪＲや高速バスのネット予約のページから

先の予約が完全に無くなり、こんなところから少しずつ寂しさを感じる様になって来た。

オヤジの勤務先のパソコンも再セットアップが終わり、オヤジの痕跡が消えた。

正直、今はボーっとしている時間が多くなり、何をやってもあまり手につかないのだ。

よく第２の人生のスタートなどと言われるがオヤジの出発はいつになる事だろうか？

昨日から福井に来ている。　とうとう出勤での最後の勤務週になってしまった。

平成７年８月、今の会社にお世話になってから約２１年の歳月が流れた計算になる。

オヤジの会社人としての歴史の中でも一番長く勤務した会社になってしまった訳だ。

もちろん、完全に離職するのは５月の誕生日だが来週が在宅勤務の週で、その後は

ゴールデンウィークの休みに入るので、実質の出勤勤務は今週が最終と言う訳だ。

実務としては、オヤジが使用していたパソコンの初期化と再セットアップである。

データーを全て消去し、次の使用者に向けての諸々の準備と私物の後かたづけだ。

オヤジがパソコン管理者でなければ、そのまま電源を切って退職すれば良いのだが

この様な処理を通じて退職と言う現実に対して一抹の寂しさを感じてしまう事になる。

お客様と日々コンタクトさせて頂く業務が長かったオヤジが､終盤はパソコンと向かい

合う時間の方が長くなってしまった。　やはりオヤジは人様と話しをするのが好きなの

だと言う事を改めて感じる。　 いずれにしても２０年以上の長きに渡り、様々な方々に

お世話になった。　その事を噛みしめながら今週は最後の業務に努めたい。

総務省から電波利用料の払い込み請求の用紙が送られて来た。

アマチュア無線局１局につき１通送られて来るので、オヤジの様に複数の無線局を

持っているとその数だけ送られて来る。　以前は家内や娘の分までも送られて来て

いたので、結構な数になっていた。　 現在の振込金額は１局あたり年間￥３００なの

でそんなに多い金額ではないが､オヤジが言いたいのは￥３００の振り込みをさせる

ために、大げさで物々しい振込用紙を郵送して来る事だ。

封筒代、用紙代、印刷代、郵送代と経費はそこそこ掛かっている事は間違いない。

これを無線局全員に送付すれば結構な金額になるだろう。　こう言うところがお役所

仕事なのである。　企業なら経費節約であの手この手と手段を講じる事だろう。

善良な市民から税金を取る事ばかり考えずこんなところからでも合理化と言うものを

国は考えて欲しい、また考えて行くべきであると思うオヤジである。

今、北陸福井も桜が満開だ。　

ここ最近、徳島で満開の桜を見て福井に出張すると福井でもまた満開を迎える桜に

出会えていたが、今年は何故かどちらもほぼ同じに満開の時期を迎えた様だ。

どちらが遅いか早いかは別にして、やはり昨今の季節感は少し変な感じである。

福井にも桜の名所は多く､足羽山、足羽川堤防、勝山の弁天桜などが有名であるが

オヤジが宿泊するホテルの目の前にある成田山福井分院の桜もまた見事である。

何よりもホテルの窓から境内一杯に咲き誇る桜が一望できるのが良い。

今朝も、出勤前にお参りをして桜見物をして来たが、まさに感嘆の一言に尽きる。

毎年、この時季に思う事だが、雪国の人たちは春を大切に迎えている感じがする。

デジカメが故障してから、写真で説明する事が難しくなったが、今日はＰＣのカメラで

撮影してみた。　少し画質は落ちるがご辛抱願ってご覧いただきたい。

ただ、週末に徳島に帰ると故郷の桜が終わりを迎えているのは少し寂しい感がある。