私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2011年10月

2011年10月31日 (月)

久々の自作加工

休みを利用して久々に電子回路の自作加工のため工具と半田ゴテをふるった。

電子回路と言っても、それほど大袈裟なモノではなく比較的簡単な回路であるが長い間

工作をしていなかったので、一応パソコンで回路図面を書いて配線間違いに備えた。

自作したモノは、プラントロニクスのヘッドセットをアマチュア無線で使用する為の接続器

である。  プラントロニクスのヘッドセットは航空機のパイロットや管制官が無線の送受信

で使用する機器でありながら、一般向けには需要が無いからかその辺の接続機器類は

販売されていない。 パソコンで使用するための接続機器は色々と販売れている様だが

本来無線で使用する機器なので、私はやはりアマチュア無線で使用してみたいと思う。

そこでヘッドセットと無線機を接続し、送信時のマイク、受信時のイヤホンとして機能する

接続機器を自分で組み立てようと思い立った次第である。

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ヘッドセットのマイクはコンデンサーマイクで、電源の供給が必要だが最近の無線機器は

マイク端子に+8Vの電気が供給されているので、3端子レギュレータを使用して+5Vを

取り出しマイクの電源にした。  あとはプラントロニクス社の管制用PTT(プレスtoトーク)

スイッチ(SHS-1890)を使用する時のためにステレオジャックでの入出力仕様にした。

SHS-1890はボタンを押して送信、離して受信する方式のアンプ内蔵のスイッチだ。

さあ、これで本当の管制官の様にプラントロニクス社のヘッドセットで送受信が出来る。

米国から個人輸入手配しているPTTスイッチの到着が待ち遠しい限りである。

Ptt_box04 Ptt_box05 Shs1890

2011年10月27日 (木)

B787香港へ

次世代主力機と言われている全日空の新旅客機ボーイング787(ドリームライナー)が

昨日26日、世界で初めての営業飛行として成田空港から飛び立った。

初営業飛行は成田発、香港行きのチャーター便としてのスタートだ。

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B787は長さ約56メートル、主翼の幅が60メートル、同級の767-300ERよりも長さ

で2メートル、翼幅で13メートほど大きい。また長距離用の777-200ERよりは長さで

6メートルほど小さい。翼幅はほぼ同じ様な仕様であるが、機体が炭素繊維複合材料を

中心に出来ている為、機体重量が軽くて燃費効率が極めて良いのが特徴だ。

従って航続距離が長くなり、中型機でありながら、遠距離への連続飛行が可能になった。

座席数は国内線用が約260席、国際線用のロングシートでは約180席ほどになる。

今後はかつてのジャンボ機の様にこの飛行機が日本の、いや世界の空に君臨する事は

間違いないだろう。

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2011年10月15日 (土)

プラントロニクス

プラントロニクス社のMS50/T30ヘッドセットが手に入ったら今度は同社のH31CDと言う

ヘッドセットが欲しくなった。H31CDのCDとはControllers & Dispatchの略で航空管制

専用のヘッドセットである。 MS50/T30がオーバーヘッドタイプのヘッドセットであるのに

対し、H31CDは耳掛け式のモノで、最近は航空管制官の間でも人気が高まっている。

現在ではMS50/T30とH31CDで2分されていると言っても良いだろう。

Word

しかし、つい先ほどMS50/T30を買ったばかりでまた直ぐ買うには少し躊躇した。

ところが今回はそんな私に助け船が現れた。全国には同じ様なマニアックな趣味の方が

たくさんいる。 たまたまある方のホームページを見て安価な入手方法をメールで質問を

させて貰ったところ、ちょうど余分の新品をお持ちとの事で譲って頂ける事になった。

しかも格安価格で提供頂けるとの事、私は迷わずご厚意に甘える事にした次第である。

と、言うような訳で本日荷物が到着、やはりエアー管式のマイクと耳挿入部分である。

人間工学的にも計算されているのか長時間使用しても違和感は無く最高である。

眼鏡を掛けた人用には眼鏡に取り付けるパーツも附属されているので使用し易い。

今度はこのヘッドセットをスカイプでの利用は勿論の事、アマチュア無線機の送受信用に

改造してやろうと計画している無線オヤジである。

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2011年10月10日 (月)

酒場放浪記に学ぶ

私の好きなテレビ番組に吉田類の「酒場放浪記」と言う番組がある。

BS-TBSで毎週月曜日の午後9時から放送の1時間番組だ。 詩人で俳人の吉田類氏

が、東京を中心に全国の酒場を巡って人々と触れあい、飲み屋を紹介をする番組で毎週

15分ずつ、4軒の飲み屋(居酒屋)と店を代表する肴(料理)が紹介される。

高級店はほとんどなくて、どれもみな気軽に立ち寄れる店ばかりであるところに親しみが

あって良い。 ほとんどが千円札1枚か2枚もあれば十分に楽しめる店である。

酒があまり強くない私にとっては特に飲むと言う事に憧れる一面があるのかも知れない。

この番組で気付いた事が1つある。 関東には「ホッピー」の酒文化が根付いている事だ。

私もこの番組を見る様になるまで、「ホッピー」と言う飲み物が有るのを知らなかった。

ホッピーとはビールの様な麦芽飲料でアルコール分は極めて少ないが、ジョッキ半分ほど

の焼酎をこのホッピーでハイボールの炭酸の様に割って飲むのが一般的である。

ビールの様に白ホッピーと黒ホッピーの2種類があり、好みのホッピーを注文して割る。

このホッピー、もちろん名古屋にも関西にも置いている店はあると思うが、私はいままでに

飲んだ事もなければ、飲んでいる人を見掛けた事もなかった。

単に私が知らなかっただけではなく、ここには関東と関西の酒文化の違いがあると思う。

酒を飲んで回るだけの番組からでも教わる事は色々とある様だ。

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2011年10月 9日 (日)

懐かしの映画DVD

私が少年の頃、心をドキドキさせながら見た映画が今DVDでよみがえっている。

しかも、メディアがDVDからブルーレイに移行されるからかどうかは知らないが処分品と

しての扱いでディスカウントショップなどで超格安で販売されている様だ。

娘らが小さい頃に話をしたのを覚えていたのか、仮面ライダーやゴーカイジャーなど孫の

ヒーローものDVDを買いに行ったついでに見つけて、娘から私にもプレゼントしてくれた。

まだ家にテレビが無かった頃に隣の家で見せて貰った「月光仮面」、父や親戚の叔父に

映画館に連れて行って貰って見た東宝の特撮シリーズ「地球防衛軍」や「マタンゴ」など。

当時は娯楽と言えば映画ぐらいしか無くて、しかも映画館でしか見る事が出来なかった。

今見ると特撮もお粗末なモノであるが心をドキドキさせがら見た日の事がハッキリと思い

出される。やはり人間には心が躍る様な思い出は必要だと改めて感じた秋の1日だった。

Olddvd Gekko Matango

2011年10月 8日 (土)

冷蔵庫のご臨終

我が家の冷蔵庫が突然ご臨終の時を迎えた。

冷凍物を取り出そうとした時、カチカチのはずのモノが柔らかかった事で気が付いた。

下の娘が小学生の頃に買った冷蔵庫なので、かれこれ15年以上は使用した事になる。

冷蔵庫やクーラー等がダメになる時は一瞬の事で、効きが悪くなると言う様な間がない。

この手の電化製品は生活の必需品であり、買い換えるのに躊躇する時間は無くすぐさま

家内と共に家電量販店に向かった。  最近はECO仕様は言う迄もなく除菌や消臭、更に

は真空チルド等、あの手この手の機能がたくさん付加されている。

何よりもコンプレッサーの負荷が少なくなり、電気代が大幅に安くなる事はとても嬉しい。

まさに日進月歩の世界であるが、私にしてみたらビールがキンキンに冷えてくれたら良い。

普段何気なしに生活しているが電気が無ければ日々の生活はどうなるのだろうかと思う

と震災以降、原発反対と言いながらも複雑な気持ちになるのは私だけだろうか?

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2011年10月 5日 (水)

ヘッドセット変換器

航空管制用のヘッドセットをパソコンで使用する為の改造を始めた。

マイクとイヤホンのジャックを大型のモノからパソコン用の小型仕様に替えるだけならば

楽な話しなのだが、このヘッドセットは黒い小さな箱の中にアンプが内蔵されている。

従ってアンプ(増幅器)用の電源をジャックの何処かの端子に供給してやる必要がある。

またパソコン用仕様とインピーダンス(負荷抵抗)が違うので整合させなくてはいけない。

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先ずは抵抗・コンデンサなど手持ちのパーツを探しプリント基板を作成する準備を始めた

が、いざ作るとなると正直面倒になって来た。 昔と違って根気が無くなった様である。

と、言うよりも作る楽しみより一刻も早くヘッドセットを使用してみたい気持ちが先立った。

そこでもしかして、と思いインターネットで調べたら管制用のヘッドセットをパソコンで使用

する為に作られた変換器がちゃんとネット販売されているではありませんか。

やはり私の様に転用を考える航空ファンが世界中にはたくさんいると言う証拠だろう。

この変換器も米国製であったが、国内の航空ショップに在庫があったので通販で買った。

比較的リーズナブルな価格で、今回は苦労して自作する手間が省けた感じである。

ただ長いコードを引き回す事になったが、これも本物の管制官の様で結構楽しいモノだ。

肝心の使用レポートだが、マイクが周囲のノイズを拾わず高音で明瞭度の高いクリアな

音を実現させている。 さすがに超ロングセラーの逸品であると実感した次第である。

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2011年10月 1日 (土)

憧れのおもちゃ購入

年々小遣いが少なくなっていると言うのに、またしても少し高価なおもちゃを買った。

米国PLANTRONICS(プラントロニクス)社製のヘッドセットだ。

何に使うのか? と、言うとパソコンを利用した音声通信の「Skype」用途である。

これまでパソコン用のヘッドセットは色々なモノを使用して来たが、長年ずっと憧れ続け

て来たのが米国プラントロニクス社製のクラシックモデルのヘッドセットだった。

このモデルは、40年以上の長きに渡り航空管制官と航空機の操縦士に愛用され続け

て来たモノで、現在でもまだ現役で使用されている音声通信用の機器である。

エアポート’75やダイハード2などの映画の中にも登場している米国ブランド品である。

時代の流れと共に一度はSONY製などの機器に替わった事もあった様だが直ぐ現役

復帰を果たしたと言うのには何かそこに長年蓄積されて来たノウハウが有るのだろう。

スタイルも、ほとんどモデルチェンジ無しのクラシックな形がたまらないところである。

航空ファンとしては、どうしても欲しい逸品であるが、セットで数百$する事と、日本国内

では販売されていない、と言う点からすぐには手が出せなかったが、昨今の円高で値段

が下がったのと、個人輸入の代行業があったので今回思い切って購入した様な次第だ。

荷物は、発注後約10日で到着した。 私は子供の様にワクワクしながら箱を開けた。

セットは、頭に装着する部分とマイクとイヤホン部分が別々になった組み立て式だ。

本当のマイクとイヤホンは耳横部の四角い箱内にある仕様で、送信時の音声も受信時

の音声も共にストロー状の音声伝導管を通じその部分に出入りする構造になっている。

このあたりが了解度を高め、誤認識の少ない通信を確立させているのかも知れない。

受信用の伝導管はピンク色の耳挿入部分の大きさ違いで6個が1セットになっている。

このヘッドセットは、管制塔または多くの飛行機の操縦席でそのまま使用出来るが私の

用途はパソコン用である。 さあ、これからパソコンで使用する為の改造が大変である。

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