中国あれこれ雑記帳⑥
7.中国のトイレ事情
前述の道路事情と同じ様に、中国のトイレ事情も昔と比べると最近は随分良くなってきた。
しかしながら日本人の感覚からすると、まだまだと言う部分も結構多いのが実情である。
ホテルや大きなレストランのトイレは別にして、我々が出張で訪れる工場関係のトイレ等は
このまだまだ、と言う部類の対象に入る処が多い。
移設や新設で、新しいく建てられた工場であっても、トイレが綺麗でない工場は結構多いの
である。 つい数年前までは工場のトイレと言えば、穴やカメにそのまま用を足していた処も
多かった事を思えば、これでもかなりの進展なのかも知れない。工場では出来るだけトイレ
に行かない様に生理的調整をするのも、私の中国出張テクニックの1つになっている。
また、中国のホテルは極めて大きなホテルでも、ほとんどウオッシュレットの設備は無い。
上海で、設置されていたホテルに宿泊したと言う情報を、得意先の方から戴いた事があった
が、私はまだその様なホテルに泊まった事が無い。 そのくらい設置頻度は低い様である。
最近、私たち日本人にはウオッシュレットがかなり普及し、ビジネスホテル等でもほとんどと
言って良いほど設置されているので、中国でこの設備が無いのは結構不自由である。
そこで、私は中国出張の時はいつも携帯用のウオッシュレットを持参する様にしている。
折りたたみ式で携帯に便利な上、単3のアルカリ乾電池1本で簡単に長時間作動する。
水漏れ防止対策が出来ているスライド式のタンクを伸ばして、上部の口からぬるま湯を入れ
てボタンを押せばノズルからシャワーが出る仕組みになっている。
水勢の調整も出来て、少ない回数で洗浄効果もあるので、私は結構重宝している。
洗浄トイレの設備の無い処へ出張される方には是非ともお薦めの一品である。