西国33観音巡礼⑬
平成15年9月21日、西国33ヶ所観音巡礼は、ついに満願の日を迎えた。
第33番(満願寺) 谷汲山 華厳寺
<本尊 : 十一面観世音菩薩>
西国33番満願霊場の谷汲山華厳寺は「谷汲さん」の名でも親しまれ、西国巡礼札所の中で
最も東の岐阜県に位置している。 広い境内には巡礼の満願・結願の地としての雰囲気が漂
っており、「笈摺堂」、「満願堂」、「精進落としの鯉」などの全てが、巡礼を終えた者のみが知
ることの出来る喜びに満ち溢れていた。
華厳寺では西国33番の満願霊場として、花山法皇が詠まれた三首の御詠歌にちなみ、3つ
の御朱印を頂く。 三つの御朱印は本堂(観音堂)、満願堂、笈摺堂を指し、現在・過去・未来
を表しているそうである 。
何事も中途半端な事が嫌いな性格から、この数ヶ月間は集中して旅をしたので比較的短い
期間で満願の日を迎える事が出来た。 それでも、振り返れば巡礼中の色々な事が思い出
され、ある意味長い道のりであった様にも思う。
計算した訳でもないが今回のブログシリーズにおける満願寺紹介の日が、ちょうど6年前に
第1番札所である那智の青岸渡寺への出発日である事も何か不思議なモノを感じる。