航空無線三昧
今日からゴールデンウィークに入った。
この連休は無駄に過ごす事なく趣味に没頭し、休みでないと出来ない事を色々と実行しようと
決めていたので、初日から準備を始めた。
普通なら作業中BGMでも聴くところであるが、私は航空無線を傍受しながら作業に入った。
連休中は旅行もしないので、せめて航空管制でも聞いて、通り過ぎる飛行機の行き先に思い
をめぐらせたいと思った次第である。 実に多くの飛行機が飛んでいる。
国内外を問わず、多くの人が旅に出掛けている事だろう。 安全に飛んで欲しいと願う。
実はこの飛行機の運行状況が、パソコン上で航空管制官用のレーダー画面の様に見ること
が出来るフリーのソフトがあり、私も利用させて貰っている。
航空機は飛行中、自機の便名や機種等のデータをデジタル信号として送信しながら飛んで
いる。 この周波数を受信し、パソコンの音声入力端子に取り入れると、パソコンが解析して
ディスプレイ画面の地図に位置表示される。 進めば、地図上でその位置を順次変えて行く
ので飛行状態が手に取る様に解る。管制無線を聞きながら見ると好きな者にはたまらない。
しかし、実際にやってみると、無線機からパソコンに送る信号音の特性や音量調整がとても
繊細であり、余程うまく同期が取れた時でないとエラーになって作動しない。
そこで無線機とパソコンの音声入力端子をつなぐケーブルの途中に微調整用のコントロール
ボックスを作成する事にした。 回路は簡単なモノで、音声の特性を変える為のコンデンサを
スイッチで切り替える様にし、ボリュームを付けて音量を細かく微調整出来る様にしただけの
モノである。 ケースは壊れた機器のモノを流用した。 しかし、これが見事に成功した。
今まで苦労していた調整が、いとも簡単に最適なポイントを見つけ出してくれる様になった。
おかげでディスプレイの画面は、まさに航空交通管理センターのレーダーの様である。