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秋の中国商務紀行で私はまだ中国でウォッシュレットが完備されたホテルに宿泊した事が無い
と書いた。 しかし最近仕事で懇意にさせて頂いている方から写真付きで上海で宿泊のホテル
でウォッシュレットが完備されていたとの情報を貰った。
そのウォッシュレットは中国製であり、本体の表示も漢字表記されていた。
宿泊されたホテルも超高級のホテルでは無くて、我々がビジネスで宿泊するクラスのホテルで
あるとの話しで、日本では信じられないかも知れないが本当に珍しい体験情報を頂戴した。
北京五輪も終わり、上海万博を控えて真に世界の仲間入りを目指す中国にとって今後急激な
勢いで普及してくる事が予想されるが、携帯電話同様この設備の参画に鎬を削って既に熾烈
な企業間の戦争が始まっているのではないだろうか。
今週は福井の工場に出張している。 工場のある三国は今日からの数ヶ月多いに活気づく。
１１月６日、「越前かに」の解禁日である。 日付が変わると同時に網を引き上げカニを取る。
夕方までには三国港に帰港しての初セリである。 今日はご祝儀価格も加わり良い値でセリ
落とされた事であろう。 昔はおやつ替わりに食べたと言うカニも今では高貴品である。
とても解禁日当たりに簡単に食べられるモノでは無い。
ところがである、地元の特権として年を越して１月の末ごろからミズガニが出回り始める。
ミズガニとは脱皮してすぐの甲羅が柔らかい蟹であり、蟹自体の値打ちは少し下がるが味は
十分と言うシロモノである。 一般には地方の市場にはあまり出回らないが、地元の民宿等で
食べることが出来るのである。 私はいつもこの時期のミズガニを楽しみにしている。
しかし、テレビでよく見るように上を向いて大きな口を開け、解禁直後の越前ガニを思う存分に
頬張ってみたいと言う願望も持ち続けている次第である。
