私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2008年3月

2008年3月31日 (月)

中国商務紀行⑤

江西省から浙江省に入った。 陶器で有名な「景徳鎮」を通る高速道路を利用した。

高速道路でお昼時を迎えたので、食事をしようとサービスエリアに入ったが、どのサービスエリア

も食事の提供は無かった。 この高速道路はまだ利用客が少なくて、食事を提供するだけの人が

集まらない為に、食堂が入っていないとの事であった。 どうりで車の数が極めて少なくて快適な

高速道路だなと思っていたが、とんだ裏が有ったものである。 

お陰で本日は昼食は抜きになってしまった。

この季節に田舎道を走ると、廻りは一面の菜の花畑である。 日本でも目にする風景であるが

スケールが違っていて、極端な話し他のモノが目に入らないほど一面菜の花だけの時がある。

今頃我が家の廻りでは桜が見頃をむかえている頃だと思う。 昨年の春は帰国したら桜はすでに

ピークを過ぎて葉が出掛けようとしていた。 菜の花も十分に綺麗ではあるが、今年は是非満開

の桜を見たいと願っている。

Nanohana

2008年3月29日 (土)

中国商務紀行④

湖北省から江西省に移動し、本日は「九江」と言う町に宿泊している。 天候は生憎の雨である。

湖北省は中国でも四川省に次ぐほどの辛いモノ料理が多いところで、食事は出来る限り辛いモノ

を除いた料理にして貰ったが、写真入りのメニューは、「真っ赤っか」の料理で埋め尽くされていた。

辛い物好きの、無線の友人なら、目を輝かせた事であると思うが、私は少し苦手である。

それからすると、江西省の料理は一般的な中国料理で、ホッと一安心の夕食であった。

中国人は食事の時に杯を酌み交わせないと、付き合う価値が無い、と判断する人が中にはいる。

酒に弱い私はいつも困るが、ビール好きの私は結構乾杯に付き合える。 何故なら、中国ビール

はアルコール度数が3.1%ほどで、至って軽いビールだからである。

しかし、酒度50度を超える様な白酒(コーリャン酒)が出た時は、乾杯を求めて来る相手とは目を

合わさない様に下を向いて静かに食事に没頭する事にしている。

それにしても、中国人の酒に強いのには閉口する。 きっとアルコール分解酵素が多いのだろう!

2008年3月28日 (金)

中国商務紀行③

南通から無錫に移動し、今日は無錫から武漢に飛び、現在は武漢郊外に宿泊している。

気流の関係か、今日の無錫-武漢のフライトは1時間15分揺れっぱなしで気持ちが悪くなった。

武漢に到着したら今回初めての雨に遭った。 小雨だったし、その後直ぐに止んだので助かった。

中国は晴れていても、雨が降っても、どちらにしても大変である。

晴れれば、土埃、雨ならば積もった土埃が泥になり、車は絶えずどちらかで汚れている。

最近綺麗な車もだいぶ増えてきたが、いつも綺麗に保つのは相当に苦労するだろうと思う。

季節が春だと言うだけでなくて、いつ来てもホテルの窓から見る景色は霞んでいる。

現在、至る所で古い建物が壊されて、新しいモノに建て替えられているのをよく目にするが、その

取り壊しも日本の様に水打ちで作業しないので、爆弾が爆発したように埃が舞って、周囲に飛散

して、カスミの状態がより濃いモノになってしまっている感じがする。

廻りの人たちは本当にたまったものではないハズであるが、中国ではあまり気にせずに、平気で

いるのが不思議である。 おかげで、出張中はホテルに帰って石鹸で十分に顔を洗っても拭いた

タオルがまだ少し黒くなってしまう状態である。

オリンピックに参加したくないと言うアスリートの気持が少しは分かる気がする。

いやはや本当に凄い国である。

Wuxi ホテルから見た無錫の街

2008年3月26日 (水)

中国商務紀行②

中国2日目の夕食に「空心菜」の油炒めを食べた。

中華料理は種類も多くて美味しいモノも多いが、私はこの野菜の油炒めがとても好きである。

日本ではあまり見掛けないこの野菜は、タイ国が原産地のあさがお科の植物で、その葉は芋

の葉に似ており、茎がストロー状の空洞になっている事から「空心菜」と呼ばれている。

中国人にとっては、至ってポピュラーな食べ物であるが、その調理は極めて奥が深いと思う。

私も、台湾と中国でこの野菜料理を数限りなく食べてきたが、本当に美味しい!と思ったのは

ほんの数回と言ったところである。 みじん切りのニンニクを油で炒め、油にニンニクの味が出た

ところで、空心菜を投入し、高温で一気に炒めて、あとは塩味を付けるだけのモノである。

しかし、この簡単な調理が、簡単だけに実に難しいと私は思う。 数え切れないほどに食べても

みんな味が違っていて、なかなか気に入った味に出会えないのがその証拠である。

凝り性の私は、種を貰って帰って自宅の庭に植えて、時々自分で調理するが全然ダメである。

味付け以前に、家庭のガスコンロでは火力が弱すぎて、野菜がシャキッとしないのである。

やはり中華厨房によく見る、炎を高く上げている炉の様なコンロが必要なのだろうと思う。

話は戻るが、中国での味付けも、食べる地方によっては全くニンニクを使ってないところもあり、

また使用する油の種類なども違っている事があり、その組み合わせは数限りないのである。

結局のところ、行く先々で食べ比べて見て、自分の好きな味を探し出すしか無いのだろうか?

Yasai01

2008年3月24日 (月)

中国商務紀行①

今日から仕事で中国に来ている。

どのくらいレポートする時間が作れるかは分からないが、可能な限り中国の春を伝えてみたい。

第1日目は、上海から南通への移動である。 昼頃に上海に到着し、車で南通へ向かう。

南通市は江蘇省にあり、上海から揚子江を挟んで北西の対岸に位置する街である。

現在、揚子江に大きな吊り橋を架ける工事が行われており、間もなく開通する予定であるが、

それまでは船で渡るルートが一般的であり、今回もフェリーを利用して南通に向かった。

揚子江を渡すフェリーは色々な場所から出ており、渡る場所の川幅により、所要時間が違う。

今回は「常熟」と言う場所から南通を目指した。 所要時間約30分の船旅である。

出発の時間は特に決まっておらず、車を載せたら直ぐに出発する、ピストン輸送である。

本日は暖かく、春の陽気の揚子江を渡る船旅はとてものどかであった。

行き交う船のバックには新しく出来た橋が、春霞の中にその雄姿を覗かせていた。

橋の開通は目前、時代の流れと共に、また1つの歴史が姿を消す事になるかも知れない。

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2008年3月12日 (水)

三国の街に名探偵現る

今週も私は北陸福井の港町、三国町にいる。

先日、この静かな海沿いの町を中心に連続殺人事件が発生した。 そして、かの有名な名探偵

の「浅見光彦」が登場し、見事に事件を解決したと言う。 

と、言ってもこれはテレビの中での出来事である。

実はサスペンスドラマの浅見光彦シリーズの撮影が、福井の三国町を中心に行われて、主演の

中村俊介氏はじめ多くの俳優さんやスタッフが来福されたとの事である。 東尋坊や三国龍翔館

等を絡ませた撮影があり、龍翔館近くの三国観光ホテルでは撮影期間中、俳優さんやスタッフの

たちが大勢で宿泊し、賑やかであった様である。

ホテルの方に聞いたところ、ホテルのフロントでの撮影ではホテル従業員に代わって俳優さん達

がフロントに入り撮影したとの話しで、実際のドラマの中には登場する事が出来なかったと残念

がっていた。更に、中村俊介さんが撮影時に実際に座った場所なども教えてもらったが、ファン

の人達にとって楽しい撮影の期間であったのだろうと思う。 

残念ながら、このドラマのテレビでの放映は全国版で既に終了しているとの話であった。

是非とも見逃した地元の方々の為に、再放送をお願いしたいものである。

Mikuni01 Mikuni02 Mikuni03   ここで難事件を推理

Asami

2008年3月10日 (月)

久しぶりの移動運用

昨日の休みは、久々にローカル局と一緒に無線の移動運用に出掛けた。

朝、移動運用の為に改造したマイカーに機材一式を積み込んで、自宅を出発する。

目的地は大阪府豊能郡豊能町にある、標高約660mの妙見山の山頂駐車場である。

当地は自宅から車で1時間程の距離にあり標高の割には近畿一円から東海地方への伝搬

状態が良くて、ロケーション的には面白い場所である。 但し、冬間は山道が凍結したり積雪

があったりして、車での移動には障害となる事がある。 

今回の移動は久々であり、また今年初めてのものとなった。 

山頂に到着後、早速アンテナの設置に入る。7MHz帯の逆Vアンテナ、144MHz帯の5エレ

八木と430MHz帯の10エレ八木の3種類を設置する。 

144MHz帯と430MHz帯のアンテナは異バンドのスタックにして、車のタイヤで踏み立てた

アルミポールに取り付けた。 さあ、いよいよ運用開始である。

先ずは144MHzのSSBでCQを出してみる。 さすがに標高のお陰か、多くの局からの呼び

出しがあって、嬉しい悲鳴である。 久々に忘れかけていた面白さがこみ上げて来て、夢中で

交信した。 昼食を挟んで午後3時半頃まで運用したが、時間が経つのを忘れる程であった。

多くの局と交信出来たが、1つ残念だったのは愛知県春日井の仲間とつながらなかった事で

ある。 最後に、今回初めて使用したマイカーの改造による機器設置台の使用結果は極めて

快適であった事を明記させて頂く。 次回の運用が更に楽しみになった。

Idou01 Idou02 Idou03 Idou05 Idou04 電源のバッテリー群とインバータ