3連休を利用し、昔からの友人夫妻と夫婦2組で、三重県の「なばなの里」に行って来た。
日頃の精進が良いのか出発日の前日は大雪、帰って来た翌日は雨と言う悪天候であったが
旅行中の2日間は、暖かくて穏やかな陽気であり、とても良い旅になった。
昨年末に、私の叔父が「なばなの里」にツアーで行き、感動するから是非行ってみると良いとの
案内をもらっていた事もあり、今回旅をしてみた。
「なばなの里」は、揖斐・長良と木曽の2つの河口間の洲に作られたテーマパークであり、場所
は長島温泉のすぐ近くにある。
本来は草木の花が咲いて美しい公園、と言うのが売りであるが、この時期は花も少なく集客は
見込めない。 そこで考え出されたのが冬の目玉、「ウインターイルミネーション」である。
広大な園内の一部をLEDでライトアップし、その美しさは一見の価値があるとの評判である。
このイベントは3月2日迄で、花の少ない時期の集客手段としては、良いアイデアであると思う。
叔父からも神戸の「ルミナリエ」よりも素晴らしかったとの感想を聞いて、ルミナリエの体験も無い
私の期待はより高まった。
当日は名神高速道路を通り、大垣インターから一般道を経て、現地には14時頃に到着した。
入園してみると、人は意外に少なく、余裕でベコニアの花が咲き乱れた温室などを廻った。
夕食は園内の中華料理のレストランを予約していたが、予約の時間は16時しか取れなかった。
結果、この事が後になって幸いする事になるのだが、その時は知るよしもなかった。
早めの夕食を済ませて、満腹でレストランを出る時にビックリ、何とレストラン前は、最後尾では
数時間は待つ事を覚悟しなくてはならない程の長蛇の列になっていたのである。
ちょうど日没の頃になり、レストランだけではなく園内全体が、いつの間に入園したのか不思議
に思うほど、凄まじい数の人々で混雑し合っていた。
後は「えべっさん」の境内状態であり、仲間同士はぐれない様に列に混じって人の流れに続いた。
しばらく歩いたところで、文章では表現しきれない程の美しい空間に導かれた。
異次元へのトンネルと、異次元の川を空想させる様な光のファンタジー、とでも表現しておこう。
「これは値打ちがある!」 と言うのが正直な感想であり、いくつかデジカメで写真も撮って来た
が、人間の目が記憶した画像とは、ほど遠いモノであると思われる。
その美しさを堪能して18時半頃には「なばなの里」を後にしたが、この様な場所がこれほどまでに
混雑するとは凄いの一言である。 閉園の時間は21時、帰り道で見た、まだまだ続いて来園して
来る車の渋滞は、数キロ先まで延々と続いていた。