私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

2020年12月18日 (金)

昔も今も同じだ

戦国の武将「明智光秀」を主人公にしたNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」も

そろそろ佳境に入って来た。例年なら12月に最終回を迎えるが、今年だけは

新型コロナの影響で撮影が中断したために、放送は来年の2月まで延長される。

これまでも大河ドラマではさまざまな武将が、スポットライトの当て方一つで

善人になったり、悪人になったりして来た。今回の主人公、明智光秀も同様で

これまでは主君の織田信長に謀反した悪人として描かれて来た。しかしながら

麒麟がくるや、多くの書物などから見られる主人公明智光秀は、どう考えても

主君に反旗を翻すような、愚かで思慮の浅い人物ではない、とオヤジはおもう。

この点については、歴史学者の磯田道史氏も、謀反の経緯については確固たる

資料がある訳でないので、としながらも頭の良さについては、当時の織田家の

中ではズバ抜けており、たとえ謀反が成功したとしても、秀吉や柴田勝家らを

敵として一戦交えることになるのは、容易に判断出来たハズだと言う。ただし

当時信長は、本能寺に泊まるようになる前は、京都に来ると光秀の屋敷に逗留

しており、しかも無防備であったという。このことから信長は、光秀に対して

全幅の信頼を寄せていたのと、逆に光秀からすればいつでもヤレる、と言った

気持ちがあったのではないかと言う事だ。本能寺の変については色々な人物の

陰謀説などもあり、推測の域を出ない。ただオヤジが想像するに、明智光秀は

秀吉のように、怖い信長と直接会話をせず、避けていた部分が多かったのでは

ないのか、と思う。直接対面せず、文書や人を介していると必ず誤解が生じる。

上司が怖いからと逃げてはダメだ。それは昔オヤジも経験し、反省したことだ。

Krngkr

Akcmthd

2020年6月16日 (火)

ヒーロー無き世

すこし前にも書いたことがあるが、持続化給付金の業務委託問題を見ていると

その構図は、オヤジが連日見ている時代劇と全く同じだ。大金を使って公儀の

重鎮に成り上がろうとしている悪徳武家と、その悪徳武家に多額の賄賂を渡し

重鎮になった暁には、公儀御用達を独占しようと企む悪徳商人の癒着だ。大概

は、寺社の改築工事に伴う材木の商いだったり、治水や土木工事の請負関係や

年貢米だったりと、いつの世でも巨額の金銭が動くシナリオだ。おもて立った

入札が有る場合には、必ずと言ってよいほど不正があるが、善い商人が運よく

その不正を切り抜けて落札した場合には、必ず消されてしまうと言う筋書きに

なっている部分も、似たような事があるかも知れない。少なくても人は消され

ないまでも、資料が削除されたり審議自体がうやむやにされる事実は発生して

いる。こんな時「仕事人」や将軍家お血筋にあらせられる「松平長七郎長頼」

が登場し、我々の溜飲を下げる成敗をしてくれるのだが、いまの世の中、一体

誰がこの代わりをしてくれるのだろうか。こんなテレビドラマが、人気を呼ぶ

のは、ある意味我々がこんなヒーローを待っているからに他ならない気がする。

真面目にコツコツと仕事をしたり、して来た者からすると何もしないで多額の

金銭を手に入れる者が歯痒くて仕方がないのだ。長い間多額の金額を収めたと

思っていても雀の涙ほどの年金に矛盾を感じ、この先年金自体が貰えなくなる

かも知れない若者達の未来を想えば、少なくてもこんな不正を目の当りにする

世の中にしてはいけない。今の世にヒーローは出現せずとも、コロナの自粛で

培った、国民の目による監視を一層強化し、政治に注目しながら生きて行こう。

Onswrynd

Onswrynm

Koban01

2020年2月20日 (木)

ライトが欲しい

オヤジが好きなTVドラマに「科捜研の女」がある。科学を利用した犯罪捜査

は見ていてもワクワクする。このシリーズ作品は随分長く続いており、主人公

の榊マリコを演じる「沢口靖子」さんが、まだ随分若かった頃から見ていたが

最近、このドラマが再放送で連日放送されている。左右の画面が欠けるぐらい

古い作品だがビデオに録画して見ている。一度は見たハズなのにすっかり内容

を忘れているので新鮮だ。これと併行して週一で最新の作品も放送されている

が、比べて見ると登場する分析機器が随分変わった。使用している用具や機器

がまったく違う。何年経ったのか正確には判らないが、もの凄く進化している。

古い作品ではオヤジが馴染みの機器も多いが、新しい作品では触った事がない

モノばかりで、特に機器分析機器が顕著だ。解析においても、血液型鑑定だけ

だったものがDNA鑑定まで出来る様になったし、潜血検査にルミノール反応

液などは、もはや使用しなくなっている。オヤジは以前からこの手の検証方法

が好きで、昔は薬品関係の会社に勤める友人にお願いしてルミノール試薬など

を貰った事がある。随分薄い血液まで見つけることが出来るが、手間も掛かる。

そんな血液鑑定も、現在では科学捜査用ライト(ALSライト)と言うものが

ある。一定の波長の光りを照射し、その反射を色フィルター眼鏡を掛けて見る

もので潜血や指紋などの判定が出来る便利なライトだ。実はいまオヤジはこの

ALSが欲しくて仕方が無い。何故だが判らないがルミノール試薬と言いこの

ライトと言い。この手のモノにとても興味がある。どうもこのままでは、近々

このライトを手に入れてしまいそうだが、その時は、オヤジ科捜研のレポート

は改めて書いてみたい。リタイヤしてもなお、科学に興味があるオヤジである。

Ksokn

Als01

Als02

Als03

2020年2月13日 (木)

不死身の人たち

ここのところ有名な俳優や、スポーツ選手が相次いでお亡くなりになっている。

自身が高齢になればなるほど、有名人の訃報に接する機会は多くなって行く。

一時的にしろ同じ時代を共有した人たちが亡くなるのは寂しいモノのがあるが

ある意味においてオヤジは彼らが羨ましい。それは彼らには記録があるからだ。

映画にしろテレビにしろ出演した作品は永遠に残るし、スポーツ選手も数々の

場面は記録に残っている。言い方を変えれば彼らは記録の中で永遠に死なない。

それに引き換え我々一般人は、写真こそあっても動く記録はあまりない。特に

高齢者になればなるほど少なくなっている気がする。歴史を重ねた芸能人たち

と比べると反対称だ。残された親族からすれば、亡くなって尚且つ画面に残る

のが良いか否かは判らないが、オヤジ個人の意見としては父親の姿が、いつも

テレビの画面に登場していたら嬉しい様な気もする。実際にはこれは判らない。

そんなテレビのドラマだが、サンデー毎日のオヤジは毎夜お世話になっている。

左右の端が無いような古い映画が連夜目白押しで、もう亡くなったのか、まだ

生存されているのか判らない様な古い俳優さんも多い。一度終わっても忘れた

頃にローテーションし、繰り返して放送があるが、頭の悪い者は以前の内容は

記憶していないのでいつも新鮮だ。本当に良くしたものである。いずれにしろ

いつも記録画像で復活する不死身のアクターが羨ましい、と思うオヤジである。

Fujimi

2019年7月18日 (木)

歴史の犠牲者達

戦争による日本の不幸な歴史を調べて行くと、戦線や空襲で亡くなった方も多いが

死ななくて良い場面でも 多くの犠牲者が出ている事が判った。 終戦を一週間後に

控えた、1945年8月9日、不可侵条約を破ったソ連が参戦して 旧満州に侵攻した。

これによる戦死者も出たが、逃げる途中で 多くの者が飢えと疲労で亡くなっている

事実を忘れてはいけない。 生き残った者も、山崎豊子の小説「大地の子」の主人公

陸一心の様に戦争孤児として苦労する道を辿った者は多い。 これもまた 犠牲者だ。

満蒙開拓団として、日本からは長野や新潟など、多くの農業県が新天地を目指した

が、その生活は内地で夢見たのとはほど遠い、想像を絶するほど過酷なものだった。

連日、労働に明け暮れた体に、長距離の逃避行は如何ばかりだった事だろうと思う。

彼らの治安維持を名目に派遣され、独断専行でやりたい放題の侵略戦争を続けた

が、広大な土地と、勢力が一つになった中国に手を焼いた関東軍は、いち早く退却

し、彼らを守る者は誰も居ない。 せめてソ連軍の侵攻を、開拓団に知らせていたら

と思うと、実に悲しくまた残念だ。 国に薦められて渡った満州で苦労した挙句、彼ら

は国に見捨てられた。 こんな理不尽な事が、僅か74年前に現実にあったのだ。

ここでオヤジは改めて中国地図を見た。 旧満州は、遼寧省・吉林省・黒竜江省から

なる広大な地だ。 出張で、同じ遼寧省の大連から 瀋陽(旧奉天)まで車で走るのも

遠かったのに、多くの者は、牡丹江あたから ハルピンや、吉林省の長春あたりまで

逃げている。 食べる物もろくに無かった時代、これでは途中で力尽きるのは当然だ。

命が助かった戦争孤児も、多くの者が時代の波の中で苦労された、と聞いているが

昨日まで銃口を向けられていた敵国の子供と知りつつ、実の子同様に育ててくれた

中国の養父母たち、彼らの懐の深さには言いようのないものがある。 オヤジ達日本

人が逆の立場だった時、同じことが出来るのだろうか、と思うと複雑な気持ちになる。

そんな様々な史実を考える時、国同士が小さな意地の張り合いでいがみ合っている

事こそ、この悲しい歴史の序章と変わらない気がするのだが もう繰り返しは御免だ。

Mmgo

Mmktd01

Mmktd02

Cthb01

2019年7月17日 (水)

復習戦争の歴史

歴史認識問題から端を発し、大きく拗れてしまった日本と韓国、この両国間の問題

については、お互い絶対に譲れない平行線の部分がある事は事実だが、今後の

話し合い次第では、隣国としてもう少し親しくなれる事もまた事実であるように思う。

そのため、戦争を知らない世代の者も、何故 日本が戦争に突入したのか、そして

不幸な結末を迎えたのか、を学ぶ責任がある。 戦後すぐに生まれた、我々世代も

それを知らない者が多く、このままでは多くの犠牲者の死が無駄になってしまう。

そこで、日本が戦争に突入する背景を描いた、「戦争と人間」を読み直してみた。

小説で歴史は勉強できないかも知れないが、歴史書より解かり易いのも事実だ。

原作者は五味川純平氏だ。 ちょうどオヤジが二十歳になった1970年に、日活で

映画化されたが その頃はまだ良く判らなかった作品だ。 チョッと左掛かったところ

もあるが、歴史の本筋はキッチリ捉えている。 日清日露の両戦役において 貴重な

権益を獲得した満蒙地帯を、治安維持の名目で守備していた関東軍が、軍事産業

で財をなそうとする一部の財閥に踊らされ、侵略戦争に突き進んで行く過程を登場

人物の生き様と共に描いている。 冒頭、財閥の長が語る、「金持ちになるには金持

ちになる、貧乏になるには貧乏になる理由がある」、と言う言葉が印象的であるが

昭和の初期、日本の国自体が「貧乏」で貧しかった事が、戦争への引き金になった

一番の原因であった様に思う。 満州に行けば何とかなる、飢え死にする事も、娘を

身売りする事もなくなる、と言う国民の多くの思いが、更なる不幸への序章だったの

ではなかっただろうか。 また、本や映画の中で描かれている様な残忍な事を、実際

日本の軍隊が中国や朝鮮の人たちに行ったのが事実であれば実に悲しいことだ。

これが戦争、では片付けられない。 長々と書いたが、今回のオヤジの感想としては

あの不幸な戦争は、あれだけ多くの犠牲を出さずとも止める事も、もっと早く終わら

せる事も出来た、と言うことだ。 そう言った意味からすると、大国中国を侮り、独断専

行で侵略戦争を進めた「軍」の責任は極めて大きい。 いずれにしても、戦争は 人を

不幸にはしても、決して幸せにする事は無く、これだけ長きに渡って隣国との確執を

引きずる様な戦い方と、戦い以外の悲劇が有ったことは、日本人として残念である。

Ssang01

Mnskk

Ncss01

Ncss02

2019年4月24日 (水)

懐かしヒーロー

孫たちの成長を見ていると、興味を持っヒーローものや漫画などが変わって行く。

段々と大人になって行くのが判るが、いつの時代にも子供たちが熱狂するヒーロー

がいた。 そしてそれはオヤジたちの時代にもあった。 当時アニメは、まだ現在の様

に普及していなかったので、ヒーローものも、ほとんどが実写版だった。 そんななか

最初に夢中になったのが、「赤胴鈴之助」だった。 続いて「月光仮面」、「七色仮面」

へと変わって行った。 赤胴鈴之助は当時、大映の映画版 しかなかったので、父親

によく映画館に連れて行って貰った記憶がある。 月光仮面は家庭に白黒テレビが

普及し始めた頃にテレビで始まった。 七色仮面も テレビであったが、オヤジは映画

の方が好きで、よく連れて行って貰った。 当時は三本立てで¥100円だった。

同じ頃テレビでは、「まぼろし探偵」や「少年ジェット」、「アラーの使者」、などが放送

されたが、正直あまり夢中になった記憶がない。 現在のポケモンカードの様に当時

もヒーローもののカードが、駄菓子屋で売られていてよく買った。 古新聞で作った袋

に入って束ねられていて、好きな袋を引っ張って取る。 中身が何か 解らなかったの

で良いカードが出れば嬉しかった。 更に、当たりが出たらもう1回引く事が出来た。

それからしばらくして、面白いヒーローがテレビに登場して来た。 「ナショナルキッド」

だ。 完全に松下電器提供の番組で、劇の中では、同社製 懐中電灯を改造した光線

銃を使って敵を倒す。 今見れば、滑稽で思わず笑ってしまうが、当時は真剣だった。

いまそんなヒーローたちのDVDが、回顧版で出ている。 機会があったら孫たちと共

に視てみたいと思うが、ジイジと一緒に見てくれるかどうかは定かではない。

Adsn

Gkkm

Nikm

Ntnlk

2019年4月17日 (水)

定時で帰ること

わたし、定時で帰ります、と言うテレビ番組が始まった。 仕事中は、誰よりも徹底した

効率を追及、実践し、残業は一切せず、定時になったら退社する主人公の物語りだ。

この番宣を見た時、オヤジは思った。 「理想じゃのう!」、正直これが出来れば最高

だ。 現役時代オヤジも、部下にそう教え、自らも実践して来た。 しかしながら顧客と

言う相手が居る以上、理想論では行かないところがある。 オヤジは、部下にも研修

の時にも、「楽をする事を考えよ!」、「こんな無駄な仕事はイヤだと思え!」、と教え

て来た。 今の仕事に疑問を持たなくては、合理化は出来ない、と言う考えからだが

人によったら、「サボリ」を推奨している様に受け取ってしまう者も居た。 難しい!!

このドラマの主人公は、徹底した合理化を行って定時で帰るのだから、仕事の効率

からすると、他の者より仕事をしてるかも知れない。 しかし、周りの者は そう受け取

ってくれないのが辛いところだ。 オヤジも過去に多くの仕事をコンピューターにさせ

て来たが、ブラブラしている様に思われた事が多かった。 結局 日本の会社は、周り

からどう見られるかだけで仕事をしている部分が多い。  思い起こせば、オヤジが初

めて就職した会社では、9時になっても営業マンは帰れなかった。 支店長が、デンと

居座って残っているのだから誰も席を立てない。 オヤジの同期が9時半ごろに意を

決して席を立った。 案の定、支店長に早いな、と言われた。 彼は、私は9時から5時

までの給料しか貰っていませんから、と言って帰って行ったが、それから一週間ほど

して転勤になってしまった。 そんな時代だったが、今でも たいして変わっていない様

な会社も多い。 しかし、定時に帰れるのなら、その様に努力をする事は必要だと思う。

ただ、社会人としての最初にクレイジーな会社を経験しておく事は、その後 転職した

会社が、天国の会社のごとく思えてしまうのは、間違いないようである。

Wtk01

2019年1月23日 (水)

中華的な大模倣

先日、中国のパクリトイレについて書いたが、ここに来て再び中国のパクリ問題が

クローズアップされている。 過去において、ディズニーのキャラクターや、アニメで

有名な、ドラえもん などの違法コピー問題が、パクリ騒動の発端だったが、世界的

な事態に発展した大きな問題を、他人事の様に捉えて、我関せずで改めようとしな

い中国に、再び大きな「パクリ」問題が浮上してきた。 今度の相手は、日本人なら

誰でも知っている、「ウルトラマン」、そして「円谷プロ」だ。

昨年、中国で上映されたアニメの「ウルトラマン」、は好評で多くの観客を集めた、と

いう事だが、この映画、円谷プロには全く認可を取っていない作品だと言う。

確認したところによると、PRイベントに参加したキャラクターこそ日本のものとは違

い、アゴのとがった変なヒーローで、肌に直接塗りたくった塗料が座った椅子にベッ

トりつく、と言う滑稽なものだったが、アニメ自体はうまく描かれた作品の様である。

オヤジがいつも思うのは、このような事を平気でやってしまう中国人の「神経」だ。

かつての中国は、大国でありながら入って来る情報も出て行く情報も、規制されて

すべてが、大きな檻の中での出来事だったため、こんな問題は発生しなかった。

時代が動き出したのは、鄧小平が「改革開放」路線を打ち出し、共産主義であって

も 儲ける事ができる者は儲ければ良い、と言った事から始まっているように思う。

12億も人口がいたら、その言葉を正確に理解できない者や、間違って捉える者が

いても不思議ではないが、この問題は世界のリーダー、として発展しようとしている

中国が、二酸化炭素と大気汚染の削減と共に考える大きな問題である様に思う。

中国の国民が、容易に海外旅行ができる様になったり、インターネットを通じて多く

の情報を取り入れる事が出来る様になった現実を踏まえ、中国国内の様々な出来

事も、もはや、檻の中の出来事では済まされなくなっている現実を見つめて欲しい。

Cpc01

Cump01

Cump03

Cump02

2019年1月22日 (火)

わからないこと

最近、テレビで見掛ける俳優さんやタレントさんの名前が、すぐに出て来なかったり

判らない事が多くなった。 歳相応の現象だと諦めず、オヤジはこんな時には出来る

限り思い出す努力をしたり、調べる様にしている。 名前が判って、解決したときには

よく言われる「アハ体験」、と言う効果でスッキリと脳が活性化されるのを実感する。

ところが近年、次々に新しい人が登場して来るので、このスピードに着いて行けない

部分がある。 実家に行くたびに母親から「この人誰で?」、「何しよる人で?」、と聞

かれる事が増えたが、93歳の母親にして見ればオヤジよりさらに深刻なのだろう。

ところがオヤジの知る人を特定して聞かれる場合は良いが、「何々の番組に出とっ

た人」とか、「あれしよった人」、などと聞かれると、こちらも困ってしまうことがある。

特に、NHK中心にしかテレビを見ない母親にバラエティ人を説明するのは難しい。

最近は、母親もトレーニングのつもりで、今話題の横文字用語などを、紙に書きだし

てオヤジが行くのを待っている。 オヤジは出来る限り説明する様にしているが、母

親自身が知らない世界の事だったり、見た事のない番組に登場する人だったり、の

ケースは本当に説明に苦労する。 最近は 高度な教育を受けた「お笑い芸人」が増

え、コンビやグループであっても、単独でMCやコメンテーターをしている事がある。

そんな人たちの事を説明する機会が増えて来たのも特徴の1つである。

いつでも、どこでも、なんでも、モノごとを知ろうとする努力は大切である。  オヤジも

面倒くさい、などと思わず、これから先も付き合って共に訓練したいと思っている。