オヤジの一大事
福井のインターネットプロバイダーである「ミテネ」から一件の連絡があった。
本年9月末で、ダイヤルアップ接続サービスが取り止めになると言う。オヤジ
が福井でコンピューターを再開した時代には、インターネットなるモノはまだ
無く、パソコン通信が主流だった。簡単に言うと電話回線を利用してパソコン
画面に表示される文字を通して色々な相手とコミュニケーションを図る方法だ。
その後インターネットが普及したが、最初はほとんど一般の電話回線を用いた
モノで、ネットをする時だけ電話を掛けてつなぐ従量制だった。ネットを利用
していると電話が使えないとよく言われた。当時は、まだ携帯電話も無かった。
やがて、ISDNとかADSLなどと言った専用の回線方式になり、ネットの
世界は、現在の光回線へと急速に進んで行った。そんな最初の契約をオヤジは
自身のホームページと、常用のメールアドレスの保持のためだけに続けて来た。
続けて来たと言うより、別のプロバイダに接続をしながらミテネの方は置いて
あったと言う方が正しい。そのため我が家の通信費は高い、と家内に言われる
事もあったが、今の世の中、通信費を惜しんではいけない、などと言いながら
ここまでやって来た。しかし今回の問題は、ホームページやメールが使えなく
なるため簡単に解約も出来ない。現在は、ダイヤルアップ接続で料金も極めて
安いが、継続するとなると金額はアップだ。またまた家計奉行のお出ましかも
わからないが、これが無くてはオヤジは死ぬ(これは本当)と言えば大丈夫だ。
しかし、死んだら!と言われた時のことも考えている、オヤジの一大事である。
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