私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

2020年1月 8日 (水)

日本の甘さ露呈

正月早々、元日産のカルロス・ゴーン被告が、保釈中にもかかわらず国外逃亡

した話題で持ちきりである。金の力にモノ言わせ組織ぐるみで上手くやったな

と言うところだが、やはり日本は甘い。防衛意識についても日本にはミサイル

など飛んで来ない、と思っている者が大半で、有事の時にはアメリカが全面的

に守ってくれるから安心だと考えているのと同じ事で、これも一つの平和ボケ

のような気がする。プライベートジェットだと言う事と、出国扱いと言う事か

らの油断と怠慢が失態の原因とされているが、オヤジの中では今回の逃亡劇を

手助けした二人の人物の「信用実績」に有った様な気がしてならない。それは

渡航歴についてのモノであるが、一般的な旅行者の場合でも初めて旅券を取得

した頃は、手荷物はよく調べられる。オヤジの場合も、何度カバンを開けさせ

られた事だろうか。特にスーツを着用しないでアロハシャツやTシャツで帰国

したり、ヘッドホンステレオを聴きながら帰った時などは厳しかった様に思う。

しかし旅券が何回か切り替わるほど渡航歴を重ね、その間特に取り沙汰される

様な問題がなけば、それが実績になって行く。つまり旅行者の信用になるのだ。

旅券番号が変わっても、我々の知らないところでこの信用は引き継がれて行く

様で最後にはたまにカバンを開けて見て欲しい、と思っても見てくれなくなる。

今回のケースも、協力者の実績にこれと同じ様な事があったような気がするの

だが、逆に覚醒剤を所持した者のような態度は出なかったのだろうか、と思う。

もし出なかったのなら大した玉、と言うしかないが正月早々実に悔しい話しだ。

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2019年10月10日 (木)

ヨロガジ北海道

ヨロガジ、とは韓国語で「いろいろ」と言う意味だ。今日は北海道の変わった

体験を書いてみたい。一番驚いたのは初日にも書いたがレンタカーだ。結局の

ところ我々はレンタカーの事務所も行かず、担当者にも遭わずに終わった。

新千歳空港の指定された駐車スペースに、鍵も掛けずに放置され勝手に持って

行ってくれ、と言うシステムだ。使い終わったら千歳のホテルの駐車場にこれ

また鍵を掛けずに放置だ。おまけに4日間で1万5千円、と言う格安の料金は

ダッシュボードに入れておけばOKだった。連泊をした最後の3日間のうちに

いつの間にか車は無くなっていたので無事に持ち帰ったのだろうが、トラブル

があったらどうするのだろう、と思うと実に大陸的なシステムである。北海道

と言えば新鮮な魚介ネタで有名だが、千歳で良い寿司屋に巡り会えた。お店の

名前は「鮨正」だ。刺身も寿司も旨かったが、タラの白子と、本物のししゃも

ホッケの塩焼きは抜群だった。価格もリーズナブルで、みんな大満足をした。

それに比べると、小樽の三角市場は観光化されていて、海鮮丼は結構高かった。

今なら何処でも3千円も4千円もの値段を出せば、旨いものが食えて当たり前

だろう。まあ旅の勢い、と言うモノでみんな食って行く。それにしても何処に

行っても中国語が飛び交い、初めての場所だけに中国旅行をしている様な錯覚

に陥ってしまう。その上マナーが悪いため、様々な場面でイヤな思いをした。

気候については、やはり温度よりも湿度の違いを感じる。関西空港に到着して

飛行機のタラップを降りる時にそれはハッキリ解った。6月ごろの旅行が多い

のもうなづける。まあ第1弾のレポートはこんなところだろうか。みんなから

写真が送られてきたら、また改めて画像中心にレポートしてみたい。

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2019年9月12日 (木)

本格的準備開始

全日本ARDF競技大会の開催まで、残り一か月を切った。皆さん準備に余念

が無い様で、オヤジも本格的に準備を開始した。北海道までの航空券や、宿泊

場所の予約については香川の友人にお願いしている為、一か月前から発売され

る関西空港行きのバスの手配や、絶対に忘れてはいけない携行品の準備などが

中心になるが、夫婦の分をコンパクトにまとめるのは、これが意外に難しい。

ARDF競技のポイントは、いかに軽量で能率的に必要品を身に着けるかだが

旅行に持っていく荷物から、この事が要求される様だ。何故なら格安航空券は

預けたり機内に持ち込める手荷物が、極めて少なく制限されているからだ。

何よりも一番心配しているのが、2台の受信機の持ち込みだ。預け入れ荷物と

してカバンの中に入れておくと、乱暴な扱いをされると故障の原因になる。

さりとて手荷物として持ち込むと、これは何ですか?、と必ず聞かれるだろう。

海外ではないので説明はできると思うが、この辺りの事はすでに経験をお持ち

の諸先輩方に確認しておきたい。本来は、予備の受信機などオヤジが中国出張

時のパソコン用品でないが、何でも複数個用意しておいた方が良いのだろうが

そうも行かないので困る。まあ何回も吟味して、超軽量で旅をしたいが10月

の北海道は、そろそろ余分なウエアが必要になりそうで困っている。そもそも

行ったことが無い土地なので、どの様な気候状況なのか全く解らないのである。

まあ何とかなるだろう、と思っているがオヤジと北海道の因縁、昨年の地震や

台風のごとく、またアクシデントが襲うことだけは無いように、と祈っている。

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2019年7月 1日 (月)

聞き逃した無線

7月に入った。 本当に速いモノで、これで今年も半分が終わった事になるわけだ。

先週末、大阪でG20が開催されたが、これに際しオヤジは大きな忘れ物をした。

それは、各国の首脳が搭乗した航空機のコントロール無線を聞かなかったことだ。

何か 大きな事を忘れている様に感じていたが、本当にしまった しまったである。

徳島に帰って、チョッと無線に興味が無くなった事も理由の一つだが、それだけで

はない。 大きな理由は、加齢かも知れない。 今回は 本当に頭の片隅から完全に

消えてしまっていた。 今回は、伊丹と関空に来る飛行機が多く、エアホースワンも

大阪に飛来したハズだ。 さぞかし大阪のお空は、賑やかな事だっただろうと思う。

管制塔と航空機の両方の電波が聴けた、兵庫県尼崎市に在住の頃が懐かしいが

現在でも、航空機からなら徳島まで結構な数、電波は飛び込んで来たハズである。

今回本当に何を考えていたのか知れないが、航空無線はスッカリ忘れてしまった。

その昔、チャールズ皇太子とダイアナ妃が、大阪国際空港(伊丹)に飛来した時の

管制をオヤジは忘れない。 その時に 同時に飛行していた他の民間機を全て退避

させ、その中を悠々と最優先で下ろした。 また管制官とパイロットとの交信も 普段

とは違う会話で歓迎の意を表す。 どの様に話すのか、これも楽しみの一つである。

そんな意味からすると 世界各国の飛行機のコントロールを聞き逃したのは大きい。

会議の日程を把握していなかったのも失敗だった。 もう少しあるのだろう、と思って

いた会議は いつの間にか閉幕し、気付いた時には各国首脳は、既に日本を去った

後だった。 飛行機と航空無線好きのオヤジにしては、今回は大きな失敗である。

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2019年6月20日 (木)

一人旅を終えて

今回オヤジは、仕事を離れ約半年のブランクを経て親しい友人・知人に会った。

何故か無性に会いたくなって出掛けたのだが、これはある意味1つの禁断症状で

あった様に思う。 何故なら今、とても良い気分だからだ。 オヤジは、危険薬物など

使った事はないが、禁断症状については同じようなものではないか、と思っている。

ただオヤジの場合は薬物と違い、何回繰り返しても身体を悪くするような事はない。

何が良い気分にさせたのか、と考えてみると、一言で言うと、それは「波長」である。

波長が合う、とは専門的には共振や共鳴と言う言葉になるが、こちらが話した事が

相手に理解され、逆に相手が話す事が理解出来る。 こちらが知らない事は聞いて

教えて貰い、相手が知らない事は説明して解って貰う。 これが メトロノームに合わ

せた音楽の様に、テンポ良く進められる「快感」、は言葉では表せないモノがある。

もちろん、相手が、オヤジに合わせてくれている事も考えなくてはいけないだろうが

息苦しい環境の中で酸素吸入をした様な気分、と言う表現が一番合っている様だ。 

単純な事の様だがオヤジはこれに飢えていたのだ。 やはりオヤジは人と話しをす

る事が好きなのだ、と改めて気付いたが、話しをするために出掛ける先があるのは

本当に幸せである。 これからも波長が合う関係が末永く続く事を願う次第である。

  

2018年12月31日 (月)

不必要な言葉

政治の事は書かないオヤジだが、2018年の最後に1つだけ意見を述べさせて頂く。

韓国に「チェーソンハムニダ」と「ミヤナハムニダ」、中国に「対不起」(トイプチ)は不要

だと言う事である。 いずれの意味も日本語で「ごめんなさい」、と言う謝罪を表す言葉

なのだが、これらの言葉をオヤジは実際に聞いた事が無い。 先日報道された韓国軍

による火器レーダー照射問題にしてもそうだ。 誰が見ても 言い逃れ出来ない状況で

あっても絶対に非を認めて謝罪しようとはしない。 中国も同様の事が極めて多い。

それに反して日本は、天皇陛下や総理大臣が中国や韓国を訪れる度に、「先の不幸

な大戦で・・」、と言っていつも謝罪の言葉を述べさせられている印象がとても強い。

実際に韓国や中国に仕事で行った時も、この事に対する様々な事実を体験した。

交通事故や喧嘩に逢った時、明らかに一方が悪いだろう、と思っても絶対に謝る事は

しない、何故なら「謝った方が負け」だ、と言う考えが彼らの中に侵透しているからだ。

たとえ事実はどうあれ謝った方が、保険とか保証の面で不利になる、と言う考え方だ。

あの広大な大地と、その大地の片隅で暮らしてきた民族の、身に付いた習慣である。

これを国民性と言うのだろうが、オヤジの嫌いな一面がそこにある。

人は時として失敗もする。 悪かった時には素直に「ゴメンなさい」、と謝るのも勇気だ。

今回の様に様々な理屈をこねて謝罪を拒んでも、ドンドン立場が惨めになるだけだ。

政治的な事はさておき、新しく迎える年は、こんな言った言わないで水掛け論になる様

な国際関係は是非とも解消して欲しい、と願うオヤジである。

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本年も無線オヤジの下手なブログをご愛読頂きありがとうございました。

来たる2019年が皆様にとって良いお年であります様に!!

  

2018年12月 1日 (土)

ARDFの魅力

ARDFの競技中、地域住民の方から「何をしているの?」、と聞かれることがある。

そんな時は仮に急いでいても、「アマ無線のオリエンテーリングです」、と答える様に

している。 確かに知らない人から見たら、胸にゼッケンを付けて、手に変な機械を持

った者が、大勢ウロウロしていたら異様に思うだろうが、そんな方に理解して貰っての

競技だと思っているので、その宣伝労力は惜しまない様にしている。 競技中以外で

は、よくどこが面白いのかを問われるが、こちらについての返答は少々難しい。

正直オヤジ自身、この歳になって 何故あんなに苦しい競技をする様になったのかが

よく解からないない部分がある。 まあ強いて言えば、苦労してTXを見つけた時の喜

びが、それまでの苦しさを一瞬で消し去ってくれるのが、最大の理由のようである。

もう1つの魅力は、正しい探索が行われている時の、「近付いている感」だ。 

オヤジはこの様に表現しているが、ボリウムを絞っても、ドンドン目標に近付いている

時の信号の高まりは、実にワクワクする。 航空無線に何故FM波ではなく、AM波が

使われているのか、と言うとこの接近感がより解かり易いからだ。 そんなところから

ARDFに使用される電波も同じようにAM波になっている。 更に、ARDF用の受信機

は一般の受信機に装備されているAGC(オートゲインコントロール)機能が無い。

簡単に言うと、強い信号は減衰させ、弱い信号は増幅して、信号の強さをいつも一定

にする機能がついていない。 そのため、より「近付いている感」が解かり易いわけだ。

オヤジの愛機は、先日韓国で開催された世界大会で優勝した愛媛のエキスパートに

譲り受けた、これまた韓国製の名器、「TOP GUN」、である。 現在は製造が中止に

なっているプレミア付きの誰もが欲しがる機器だ。 譲り受けて5年ほどになるが、よう

やく少しだけ体の一部になって来た様な気がする。 それほど繊細なものである。

3.5MHz帯の受信機は、当初から中国製を使用しているが、これがなかなかいける。

この先、どのくらい競技が出来るか解からないが、名機と前所有者に恥じない競技を

続けて行きたい、と思っているオヤジである。

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2018年10月 4日 (木)

昔の遊びを考える

最近、トンと見掛けなくなった子供の遊びの1つにゴム動力で飛ばす飛行機がある。

秋が来て、田んぼの稲刈りが終わるのを待ち兼ねたように赤とんぼと一緒に大空を

飛はしていたものである。 駄菓子や文房具店の店先には、細長い封筒状の紙包み

に入ってたくさんの組み立てセットがぶら下げられていたものだったが、最近その姿

が消え、孫たちに作ってやろうと思ってもなかなか手に入らなくなってしまった。

一見簡単そうな組み立ては奥が深く、竹ひごの曲げ方、紙の貼り方1つにもあれこれ

工夫を凝らしたものであった。 最近は田んぼも少なくなり、学校の運動場や公園の

施設なども、この手の遊びを禁止している処が多くなった事が衰退の理由の様だ。

何事にも関わらない様にしようとし、様々な遊びを禁止している学校に1番腹が立つ。

こんな事が、子供の製作意欲をなくし、ゲーム中心の歪んだ方向に走らせている、と

オヤジは思っている。 時代は変わっても楽しいモノは楽しいハズである。

稲刈り後の、ヌチャヌチャの田んぼで運動靴を汚して叱られた子供時代が懐かしい。

新しい組閣の文部科学大臣が、教育勅語云々を唱えているが、懐かしき良き時代の

健全な遊びを阻害しない様な教育の在り方を考えて欲しい、と願うオヤジである。

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2018年9月30日 (日)

飛行機は安全だ

また台風が徳島を通過する予報に、飛行機を始め多くの交通がストップになった。

オヤジの飛行機に纏わるエピソードはたくさんある。 何しろ利用回数が多かったの

で、様々な出来事に遭遇する機会も多かったと言う訳である。 オヤジは、飛行機と

関わりを持てると幸せで、それはどんな些細な事でも嬉しい。 オートバイや車、船に

鉄道、と乗り物が好きな人は多いがオヤジは、それが飛行機なのである。

搭乗している時は勿論、空港に到着した時からワクワクで、タラップ搭乗などで間近

に行った時などは幸せの極みだ。 落ちる事など全く考えた事もなく人類の乗り物で

一番安全なものだと思っているが、そんなオヤジがチョッと身構えた事が幾つかある。

その1つは韓国ソウルからの帰り便だった。 台風の接近に伴いルートを変更すると

言う事で離陸したが、航路表示のテレビ画面では北朝鮮の方に向かっていたのだ。

モニターを見ていた人たちも騒ぎ出したが、JAL機が間違うハズはない、と信じた。

何処までが安全の領域か解からず、戦闘機がスクランブルして来ないか、ヒヤヒヤと

しながら窓の外を見ていた。 途中で正常ルートに戻ったが、GPSのエラーだった。

続いては、10人乗りぐらいの中国国内線小型機が、積乱雲に突っ込んだ時だった。

もう揺れる、などと言う領域を超えたものだった。 この時は正直少し不安になった。

一番心配したのは、鳥人間コンテストの様に主翼が折れないか、と言う点だった。

おまけに、到着空港は低い雲が垂れ込め、高度を下げても下げても 滑走路の照明

が見えて来ない。 思わず映画「ダイハード2」の、空港占拠による墜落事故を思った。

結果は、日本では間違いなく引き返しに相当するレベルでの強行着陸となった。

こんな状況に遭遇しても事故には遭っていない。 飛行機は安全な乗り物の証明だ。

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2018年9月16日 (日)

LCCはいけねえ!

2018全日本ARDF競技大会の中止が決定したが、全国の仲間が騒ぎ始めている。

大会が中止になった事より、皆さんLCCのキャンセルが出来ない事が原因の様だ。

我々四国組も同様で、大会日程が決定した時点で北海道便の格安航空券の手配を

済ませている。 さすが LCC、と言われるだけあってその価格は、船賃かと思うほど

安かった。 関西空港発だが、影響がなかった第2ターミナルから出発するので当初

から欠航にもならず、連絡橋もバスなら大丈夫なので、「よしよし」、と思っていた。

しかし、突然の中止決定に我々四国組もその対応をいかにするか、思案している。

そんな中、全国からも正常なキャンセルが出来ない、と言う多くの声が上がって来た。

やはり全国の皆さんも、大会に向けて早くから格安航空券を取得していた様である。

我々も同じで、随分高額のキャンセル料を支払っても現金での返却はなく、ポイントで

各搭乗者に戻るだけだと言う。 ポイントは、必要な人に譲渡も変更も出来ない様だ。

そこで全国から、いっそ思い切って北海道に行こうか、と言う声が上がって来たのだ。

地震で大変な時期だが、風評に逆らって旅をするのも支援の1つだと言う理屈だ。

こうなってくると、大会で競い合う事なく、現地で盛り上がる事になりそうな雰囲気だ。

さて、どう選択したら良いモノか、香川の仲間たちと相談し早急に結論を出したい。

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