前に必要なこと
弓道続きの話しを少ししてみたい。オヤジが再び弓道を始めたい理由の一つに
背骨の矯正がある。垂直の壁に、踵・尻・背中・頭、の4点が同時に着かない
体形を何とか直したいと思うが、その為には弓道の「胴造り」と言う基本技が
最適だからだ。安定をした矢筋を得るためには、不動の体幹が必要で、その為
的を射る前までにしっかりと造り上げる必要がある。胴造りの形は、一般的に
は「出尻鳩胸」と表現される。つまり腰を引きながらお尻を出して、胸を張る
スタイルだが、こいつが今のオヤジには少々キツい。しかしこれが出来ないと
弓を引かせて貰えない。巻き藁さえも射ることが出来ない、厳しい修行なのだ。
高校時代も、この「胴造り」がシッカリ鍛錬出来ていない者や学校は、試合で
安定した成績が出せない。良い時もあるが、肝心な競い合いでは最後に負ける。
そんな過酷な鍛錬は何か目標が無ければ続かない、と言うのがオヤジの考え方
なのだが、さて硬くなった背骨が本当に矯正できるかどうかは、実際にやって
見ないと何とも言えない。添付画像の女性射手のような「出尻鳩胸」が出来た
とき、オヤジは新しい弓具とともに、武道館の射場に立っているかも知れない。