私の無線室

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    無線室改装しました。

2020年3月29日 (日)

原子炉時限爆弾

先日オヤジが紹介した、広瀬隆氏著書の「原子炉時限爆弾」と言う本について

福井の大先輩からコメントを頂戴した。博学の大先輩が、わざわざ取り寄せて

まで読破頂いたとの事で感激している。しかしながら感想についてはご自身の

これまでの企業人生の歩みに?マークをつけてしまうほど失望された、と言う。

本に書かれた様な仕事に直接従事しなかった会社人にまで「失望」という現実

を突きつける責任は極めて大きい。本の内容を簡単に紹介すると「完全」だと

されて来た原発の安全性が「想定外」と言う現実の前に「原子爆弾」に変わる

という事だ。しかもこの本を書いたのは、東日本大震災が起こる前であるため

筆者の的を射た予知がうかがい知れる。実際、現在の福島原発は全く人が作業

をする事が出来ない。鉛の作業服でもない限り、原子炉の後始末作業イコール

死である。半減期が億年単位である様なウランやプルトニウムの核燃料を使用

した場合、こうなる事は誰もが簡単に予測する事は出来たハズである。しかし

ながら安定した電力供給という大義名分と、国や電力会社、特定企業の利権が

想定外、と言う三文字を消し去ったために起こった現実を忘れてはいけない。

筆者は、今後発生する確率が高い東南海地震による浜岡原発への影響や、複数

の原発や高速増殖炉「もんじゅ」を抱えている福井県、更には青森県六ケ所村

などにも同じ様な懸念を持ち警鐘を鳴らす。最後に原発は不要ながらも、即刻

運転を止めろと求めないようにしたい、とも書いている。国民すべてが関心を

持って着実に一歩を進めて欲しいからだそうだ。つまり核戦争にイエスノーを

唱えるのと同じぐらい重要な選択であると言う事だろう。ここからはオヤジの

私見になるが、一言で言えば、完全にコントロール出来ない毒は、いくら良薬

になっても使用すべきではない、と言う事だ。矛・盾と同様に「想定外」と言

う言葉がある以上「完璧」や「完全」と言う言葉は要らないのかも知れない。

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2020年3月25日 (水)

オヤジが載った

オヤジが、アマチュア無線の専門雑誌CQHamRadio(通称CQ誌)の

4月号に大々的に取り上げられた。本年1月18日に香川県の白鳥温泉で開催

されたARDF練習会の時のモノだが、全国版でこれだけ取り上げられたのは

初めての事で驚いている。当日CQ出版社の記者が取材に来ていたのは知って

いたが最近CQ誌を買っていないオヤジは、掲載の事については知らなかった。

新潟の仲間からメールを貰って初めて知った様な次第だが、コピーは春日井の

仲間から届いた。みんな本当にありがたく、持つべきものは友達だと思った。

本来ならオヤジが主役などにはならなかったのだろうが、この時は5個のTX

全てをゲットし、距離が長いテレインながら1時間19分と言う驚異的な時間

で強豪を抑えてしてしまったのでこんな結果を迎えたようだ。理由はどうあれ

ほぼ1ページ全てを利用しての記事は本当に記念になる。これが、全日本大会

だったら言う事はないのだが、本当にそうなる様にこれからも練習に励みたい。

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2020年3月 9日 (月)

トラウマの記憶

また今年も311がやって来る。毎年の様に書いているが、この時期オヤジは

あの忌々しい「病」の記憶と重なり合って惨劇を想い出す様になってしまった。

あれから9年経った。病後何年かはハッキリ記憶していたあの時の生活状況は

いつしか家内の日記を見ないと思い出せない様になったが、ちょうど今ごろは

総胆管結石の内視鏡除去が終わって退院した直後だった。このあと3月9日の

退院後一週間検診で異常が認められなかったため、翌週の3月14日から本部

に出社する事になる。そんな矢先の311だった。テレビに映し出される惨状

が現実のモノとは俄かに理解できなかった事を思い出す。自然の前には人間は

いかに無力であるかを目の当たりにし、同時にほんの些細な病においても一つ

間違えば死に直面する重篤なモノになる事を知った。3月14日からの出張で

夜になると変な高熱が出た。日々食欲は無くなり3月18日に這々の体で徳島

まで帰って来たのであった。以後4月9日まで自宅で苦しみ、6月21日まで

の長きに渡り入院を余儀なくされる事になる。大きな病院で処置され、退院後

の検査でも異常が認められなかった事が、敗血症をもたらす油断になったのだ。

そんな入院中に読んだ一冊の本がある。お見舞いに貰ったモノだが、オヤジは

ノストルダムス、と言うのはこの人の事を指しているのではないかと思った。

2010年に発行された本だが、原発事故発生要因と、事故の結果はある意味

核戦争に匹敵するほど重大な事態を巻き起こす事を、実に的確に指摘している。

現在の福島原発が、この本の通りになっている。こんな予言本をオヤジはこれ

まで見た事がない。機会があれば皆さんも是非読んで見られては如何だろうか。

ウィルス蔓延の時期、二つのトラウマと共に想い出した、オヤジの記憶である。

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2019年11月26日 (火)

武器展会に想う

このほど日本で初めて武器の見本市が開催された。これまではイギリスで開催

されていた催しであり、戦争を放棄した日本での開催については、賛否両論が

ある様だが、日本がイクサの考え方を「戦争」ではなく「防衛」と言う解釈で

法改正した事によって実現した、と言う。また、世界最新鋭の戦略システムに

日本の優秀な技術がふんだんに使用されており、防衛と言う観点からもそれら

のシステムと身近で、綿密に関係している必要がある、と言う大義名分を持っ

て開催されたようだ。確かに「自分の国は自分で守る」考え方は重要であると

思うが、大企業や国の利益を優先した「隠れ蓑」として利用して欲しくは無い。

人間、特にオトコは武器を持つと、それを使って見たくなる習性を持っている。

展示会の風景がテレビで放送されたが、武器を手にした男性が一様にニヤニヤ

していたのがオヤジにはとても気になった。もともと無くても何ら問題が無い

モノであるだけで無く、不幸になる人はあっても決して幸せは生まないモノだ。

使い方については、一概に良し悪しの結論を出せない部分がある事も事実だが

人の命を代償にした産業が、これほどまで死の商人たちに利益を与える産業に

発展してしまっている現実が悲しい。この上は、その使い方を十分に考慮して

武器の持つ魔力に翻弄される事なく「人心」でコントロールして行ってほしい。

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2019年9月26日 (木)

責任者の器量は

台風の被害により、未だに多くの方が苦労をされている。もはや民間レベルで

の復旧は難しく地方自治体や自衛隊など行政の援助が必要な事態になっている

地域も多いが、そんな中、地方自治体や行政の責任者の動き方が問われている。

この様な問題は、規模が大きいか小さいかの差こそあれ、オヤジは趣味の組織

でも会社でも同じように迅速対応が必要になる、と思っている。今回のような

災害が発生した時、地方自治体の責任者が国や他の自治体に速やかな救助要請

が出来ないケースが極めて多い。色々と見ていると、同じ県内でも、県知事と

市長の話し合いが出来ていない処が有って、我々としては実に信じられない。

依頼する方がする方なら、される方もされる方だ。依頼が無いから、言われな

かったから協力をしなかった、などと言うのは極めてお粗末な話しである。

いつの時も何処でも、何をさておいても駆けつけるボランティアのオジサンの

爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいものだ。これがお役所仕事、と言ってしま

えば身も蓋も無いが、企業でも組織でも、イザと言う時に頼める先と、イザと

言う時に駆け付けてくれる人脈を持っておく事だ。他社より多少値段は高いと

解っていても利便性を考えた原材料の買い方をするのもその一つだし、日頃の

コミュニケーションを強化しておくのもその一つだ。ある大きなグループ会社

のトップが、グループ内の会社にチョッと頭を下げて、一言交わせば解決した

問題を、プライドが許さずしなかったため、多くの社員が苦労した事があった。

そんな問題と同じである。つまり、アイツの為なら何とかしてやろう、と言う

ブレインを何人作れるかが、いつの世も責任者に問われる器量、と言うモノだ。

要らぬ意地やプライドを捨てて、地域住民のためになる様に、日頃から関係者

とコミュニケーションを持つことは、地域の責任者には必要でないだろうか?

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2019年9月21日 (土)

雑学は大切なり

オヤジは現役時代、部下に雑学を勉強する様に薦めて来た。オヤジ自身も機会

があれば雑学を勉強する様に努めている。浅く広くで良いから、幅広い話題を

持つ事が目的で、それはお客さんと会話をする為に必要だからである。営業の

仕事でも購買の仕事でも、お客さんとの会話は重要になる。来客時や訪問時に

応接室でいきなり仕事の話しに入る事はまず無い。たいがい世間話しをしてか

ら本題に入る事が多いが、この時に話題性に乏しく、場が持てないと実に困る。

そんな時に何でも良いから世間話しが出来る様にしておく事が重要になるのだ。

このお話しは、毎回どんな話題で始まるのかが、全く予測出来ないのが面白い。

いつの間にかすんなりと何かの話しになっているのである。そんな点から雑学

は重要な武器になる、とオヤジは思っている。そんなオヤジが最近新しい雑学

を知ったので紹介したい。それは「鮭」と「サーモン」には明確な差が有ると

言う話しだ。鮭を英語で言うとサーモンだが業界では生で食べる物をサーモン

と呼び、生で食べない物を鮭と明確に分けているそうだ。何故なら鮭は天然の

オキアミを食料にするため、アニサキスなどの虫が寄生し生では食べないのだ。

現在では生食用は、人工飼料で育てた養殖の鮭で、解り易いようにサーモンと

呼ぶ様になったそうだ。つまり生で食べないのは天然の鮭で、生で食べるのは

養殖のサーモン、と言う事になる。寿司屋で「鮭」は存在しない訳だ。知らな

かったお話しであるが実に面白い。お客さんとお話しをする事は無くなったが

これからも雑学は学んで行きたい、と思っているオヤジである。

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2019年8月 9日 (金)

報道陣の違和感

最近のマスコミの在り方について、時々記事にして来たがどうしても違和感がある。

特に レポーター、と言う職種の中に嫌な奴が居る。 政治家の不祥事に、参院選の

結果、闇営業から端を発した大手お笑いプロダクション問題や、生命保険の契約な

ど、様々な場面でレポーターのイヤな部分を見る。 オヤジがレポートされる側の者

だったら、どんなにオヤジが悪い事をした立場であったとしても、口のききかたに気

を付けろ、お前は何処の局の者や? と騒いで、新たな問題を起こすかも知れない。

そのくらい 聞き方が悪いのだ。 上記問題の当事者は、あくまで インタビューされる

側の人間であり、まだ犯罪者、と決まった判決を受けた訳ではない。 たとえ、どんな

経緯があろうが、一人の人間として扱わなくてはいけないのではないだろうか?

しかるに、そこには尊厳もまた人によったら目上の人に対する礼儀も見えて来ない。

ぶっきら棒に、聞きたい事だけ、話し方もわきまえないで、無礼にインタビューする。

オヤジには、挑発をして怒らせて、二次的問題を起さそうとしている様にさえ見える。

もう聞いていて、オヤジの性格からしたらどうしても許されない。 挙句の果て、最後

には、「辞める気は無いんですか?」、「それで平気で仕事続ける気ですか?」など

と叫ぶ。 そんな誘導は、君らがする事では無い。 君らは在りのままの真実を正しく

国民に伝えるのが使命ではないのか? 彼らだけの事ではなく、正しい 言葉使いや

お客さんとの会話が出来ない 営業マンなどが増えて来た世の中だが、それだけに

世のお手本となるべき立場の者は、しっかりとその見本を見せて欲しいと思う。

さて、皆さんは最近のレポーター、どの様に感じられているだろうか?

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2019年8月 8日 (木)

大陸と越前の国

オヤジの元に封書が届いた。 福井の大先輩からで、中身は一冊の本だった。

本のタイトルは、「卑弥呼の木像が出た!」、だ。 先日、韓国語と福井弁の共通点に

ついて書いたが、これを読んだ先輩が送って下さったのだ。 早速、読ませて頂いた

が概要は 大陸から対馬海流に乗って大陸人(中国人)が流れ着く最初にぶつかる

場所が越前の国、だと書かれている。 オヤジの推論も まんざらではなく、読む内に

ドンドン本に引き込まれて行った。 それにしても、本当に有り難いお話しである。

オヤジの下手なブログを見て、わざわざ関連する書籍を送って下さったのであるが

本の状態からすると、もう随分昔の本 のように思われる。 さすがは大先輩、すでに

そんな前から勉強されていたのか、と思うと頭が下がる。 確かに、まだ 推論の域を

抜けない部分もあるが、越前と大陸の歴史には多くの共通点がある。 まさにロマン

で、ある意味ウキウキしてくる。 オヤジもやはり歴史が好きなのだと思うが、身近な

場所での関わり合いは特に夢が広がる、と言うものだ。 面白い中身については、改

めて書いてみたいが、先ずは、わざわざ本を送って頂いた大先輩に感謝である。

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2019年8月 6日 (火)

政治は書かぬが

このたびの参院選で初めてその存在を知ったが、某公共放送協会から国民を守る

と言う変な党が現れた。 勉強不足だったオヤジは、選挙を契機に色々調べてみた

が、2013年に公共放送協会への視聴料不払いを目的に発足した組織だと言う。

それ以外には、特にこれと言った基本姿勢もないようで、実に変な政治組織である。

何よりも、決まっている視聴料の支払いを拒否する、とは何たる事だ。 誰でも支払

いをしないで済めば、それに越したことは無いだろうが、コマーシャル料を取らない

公共放送は、視聴料が必要になる事を承知で、みんな 支払っているのだ。 国民が

決して許さない様な、大きな無駄を訴えるのならともかく、こんな事で賛同を得ようと

するのは良い気がしない。 政治については書かないオヤジだが、もともと 多くの者

が納得して行ったり、協力し合ってやっている様な事を、自分はやらずに文句を言う

様なヤツが嫌いなオヤジは、思わず書いてしまった。 自分の敷地だから何をしても

良い、とゴミ屋敷にしたり 町内会で決まった事を守らないのもこんな奴らなのだろう。

オヤジの最も嫌いな輩だ。 それに引き換え、自分は当選しなくても、実際に彼らを見

て、今国がしなくてはならない政治を考えて欲しい、と国会に障害者を送り出した党

もある。 更には立場を確保する目的のためだけに、政策が一致していなくても会派

を結成しようとする、節操のない行き当たりばったりの国会議員の姿も目立った。

色々な思惑が有り国民の見方も千差万別だが、選挙の為の政治では無い政治を見

せて欲しい、と言う部分、この点だけは強く書きたいオヤジである。

2019年7月21日 (日)

日本をなめるな

日本が韓国に対し、輸出3品の優遇措置を外し、通常の手続きによる輸出方法に

戻しただけで、韓国の敵対反応は異常なものになった。 おまけに、もう日本の世話

にはならない、とばかりに自国での開発生産と中国からの輸入に頼ると公表した。

隣国とのイザコザは、出来る事なら避けたい、と思うオヤジも今回は少し頭に来た。

輸出しない、と言っているのではなく、優遇措置解除だけで何を勘違いしているの

だろう。 もうこうなったら、やれるモノならやってみろ、と言う気になる。 言っておくが

半導体の時の様に、日本から優秀な技術陣を高額で引き抜くのだけは止めてくれ。

やるなら自分達だけでやれ、そのうち出来るだろうが、機を逸する事は必至だろう。

フッ化水素の様な難しいプラント、日本が一朝一夕に確立した、と思っているならば

実にオメデタイ話しだ。 貴国で二度も爆発を起し、失敗して挫折した事を思い出せ。

その時は野党に居て、こんな危険な開発は止めるべきだ、と訴えた現大統領が、掌

を返した発言を平気で行うのも実に矛盾した話しで、国際社会に対しても恥かしい。

中国から、10nmの隙間が洗浄できる様な トゥエルブナイン品質の、不純物の無い

モノが買えるのなら買えばよい。 ここまで来たら、政治的なことに関する感情よりも

日本の化学製品の技術開発力と品質を、甘く見ている事に対して極めて腹が立つ。

自分の事ではないが、それくらい日本の化学技術力を誇らしく思うオヤジである。

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