公約と言う賄賂
東京都知事選が告示された。新型コロナウィルスの感染下で実施される選挙は
難しい局面を持ち、各立候補者たちもコロナ対策を中心に公約を掲げるようだ。
しかし、いつも思うのは外野は気楽だということだ。オヤジは現職の肩を持つ
訳でも批判する訳でも無いが、何ごとに於いても当事者は大変である事だけは
間違いない。人の批判は簡単に出来るが、イザ自分がその役目を担うと、実に
難しく、こんなハズでは無かったという現実を目の当たりにする。これは我々
も、仕事や趣味の組織運営などで体験した。一方有権者の中には自分自身では
しっかりした考え方を持たず、他人の意見に簡単に同調してしまう、いわゆる
付和雷同と言われる者が結構多い。こういった層に対して無責任な公約を掲げ
て票を取り込もうとする候補がいる。当選した暁には、再び10万円の給付金
を約束する、などと言っているが、オヤジに言わせればこれは現金をバラ撒き
票を集めているのに等しい様に思う。何故ならば、お金が貰えると言うだけで
投票する者が居るからだ。現実に出来るかどうか判らない公約を、この時期に
限定されて公然と許される、賄賂のごとく利用しているのが、面白く無いのだ。
本来なら公職選挙法違反になる行為を、給付金と言う公約を隠れ蓑に利用して
いる姿がオヤジはイヤだ。その他にも、国営放送局を目の仇にしている候補も
いる、誰に投票するかは別にしても、都民はしっかりした判断をすべきである
が、人々もそんなにバカではない。特に、自粛生活で行政をじっくり見る目が
出来た現在、誰が一番都知事に適しているのか、みなさんは選べるハズである。