天竺は遠かった⑧
インドでの滞在を終えて、予定通りムンバイ空港から帰路についた。
出発時間はインド時間の23時、日本時間では午前2時半になる。
シンガポールの時も、ハワイの時もそうであったが、日本時間の深夜に出発しても機内で
一眠りすると朝には日本到着と言う旅程が多かったが、今回はそんな程度ではない。
タイのスワナプーム空港には日本時間7時に到着、その後関西空港行きの便が出発する
のは日本時間の13時、つまりバンコクの空港で6時間のトランジットである。
幸いにもタイのスワナプーム空港は24時間空港で、何時に到着しても空港の施設は全て
通常通り営業しているので、免税店もラウンジも不自由はなかったが、時間は余り過ぎる。
帰路はタイ航空のラウンジが使用出来たので、この時間を利用しパソコンをインターネット
に接続してメールや日次の業務をしていると、いつの間にか出発時間が近づいて来た。
関西空港行きの便の搭乗口まで来ると、ようやく日本人の顔が多くなり少しホッとする。
スワナプーム空港は、搭乗口の待合い室に入る前に搭乗券とパスポートの検査を済ます
システムであり、搭乗開始の時にはゲートが開くだけて何のチェックも無いので楽である。
タイ航空672便、B-777型機は定刻にバンコクのスワナプーム空港を後にした。
さあ、あと5時間で、日本に帰れる!! これがこの時の素直な実感であった。
初めて長時間のトランジットもあり、今回は本当に「天竺は遠かった」と感じる旅であった。
コメント