えっとぶりの阿波踊り
今、徳島の街は熱く燃えている。
8月12日(木)から徳島市の「阿波踊り」が始まったからである。(8月15日迄の4日間)
この時期、お盆休みの帰省者と踊り見物に訪れる観光客で徳島の街は一時的に大都市
並みの混雑となる。 市内に入る主要道路は渋滞し、公共交通機関やホテルなどの予約
関係は全く取れず、キャンセル待ちが続く状況と化す。
従って私も今まではお盆休みには動かず、時期をずらして帰省していた様な次第である。
長い休みは「ニトリの椅子」の上での生活が多かったのはそう言った理由もあったからだ。
今年はえっとぶり(阿波弁で久しぶりの事)に故郷で「阿波踊り」を迎える事が出来た。
正直四国徳島と言えば「鳴門の渦潮」と「阿波踊り」しか無い小さな県であるが、その圧縮
されたエネルギーは、毎年この踊りの期間に一気に大爆発を起こす。
ホテルや旅館に来年の予約をして帰る様なリピーター客が多いのも、このエネルギーが
持つ不思議な魅力からなのかも知れない。
お陰で、地元でありながら県外からの知人に頼まれても宿泊施設などが予約し辛いのは
本当に困ったモノである。
そんな中、阿波踊り初日は家内と散歩がてら、無料桟敷に出掛けてみた。
久々の迫力に徳島県人の気持ちはドンドン高まり、見る阿呆でいるのが本当に辛い。
そこをグッと我慢し見物を続けた。元フォーリーブスの「おりもまさお」さんが踊っていたり
向かい側の桟敷席で、歌手の尾崎紀世彦さんがお忍び見物していたりするのを見掛ける
のも阿波踊りならではである。 今年も多くの芸能人が連日躍り込んで来ている様だ。
踊り2日目は、大阪から友人がバイクに乗って遊びに来てくれた。
皿鉢料理の店で夕食をして、事前に買っておいた徳島市役所前の有料桟敷に向かった。
やはり、無料桟敷とはひと味違って快適である。 しかも最前列で見晴らしは最高である。
さすがに躍り込んで来る連も選抜されており、みんな上手で、華麗な踊りに満足した。
途中で友人と桟敷を抜け出して「にわか連」に加わり、両国橋通りの無料桟敷に躍り込ん
で見た。 普段着のままで気楽に誰でも踊る事が出来るのが「にわか連」の良いところだ。
私も、少々脱水症状になり掛けたが、久々に踊る事が出来て、楽しいひとときになった。
こりゃあ~、来年は何処かの連に入れて貰って踊って行かなくては収まらないわ!
どうも忘れかけていた阿波魂に再び火が着いてしまった様である。「Kさん責任取って!」
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