祭りのあと
昨日(8月15日)で徳島市の阿波踊りも終わった。
踊りが終わると、この南国の小さな街は急に寂しくなる。
よく「祭りの後」、と言われるが、まさにそれである。
まだ気温は30度を超える猛暑の中、肌に感じる風は何となく秋を感じさせる様になる。
お盆に帰省していた家族や親戚、踊りの観光客などが一気にこの地を離れ街が急に閑散
とし、更に踊りの桟敷などが撤去される風景が、その感じに拍車を掛ける様である。
大学の頃は、お盆が終わると同時に夏休みも残り少なく、名古屋に帰る準備が始まる。
自分の部屋を片づけて掃除をし、無線機を箱にしまって、庭のアンテナを下ろす。
お正月休み迄しばし無線局も閉局だ。 私はこの時期が特に寂しかった記憶がある。
阿波っ子は、毎年の阿波踊りを楽しみにして1年間仕事を頑張ると言う人が結構多い。
全国にも同じ様な気持ちで、地元の祭りを楽しみにしている人がいる。
楽しみに出来る祭りを持っている者は幸せ者だと思う。
今年42年ぶりに故郷に帰ってみて、改めてその事を強く感じた次第である。
今、私も来年の阿波踊りを楽しみに、また1年頑張ろう! と言う気持ちになっている。
2010年の阿波踊りの最後を飾り、阿波踊り振興協会等に所属の有名連、総勢2000人
によるフィナーレの「総踊り」映像をお楽しみ頂きながら、今年はお開きとしたい。
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